【浮気事件簿】妻を放置、浮気三昧の動物のお医者さんを泥沼に落とした元カノの呪縛~その2~

【浮気事件簿】妻を放置、浮気三昧の動物のお医者さんを泥沼に落とした元カノの呪縛~その2~

探偵歴10年以上、浮気調査に定評のあるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情を紹介するこの連載。

今回の依頼者・梅田亜矢子さん(仮名・35歳)は結婚5年目。横浜にある食品貿易会社で事務をしています。女優の蒼井優さんに似ており、小柄でほっそりした体型に、モノトーンファッションが似合います。

調査の対象は、3歳年上の旦那様。彼は獣医さんであり、バンド活動もしており、楽器はベースを担当していてモテており、奥様である亜矢子さんは浮気を容認しています。しかしそろそろ子供が欲しいと思い、女遊びから彼を引き離し、家に戻すために、調査を依頼してくださいました。

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調査は、横浜にある亜矢子さん夫婦のマンションエントランスからスタート。旦那様は獣医さんなので、勤務先の病院に行ったら1日中そこにいるのかと思ったら全く違いました。亜矢子さんは旦那様の仕事に全く興味がなく、どのような内容かを把握していませんでした。

朝8時に家から出た旦那様は、都内の動物病院に出勤し、小1時間で出てきて、その後往診のために、広域のエリアを移動するという生活でした。

病院までは徒歩と電車でしたが、外回りは徒歩、自転車、スクーター、バイク、車の5通りもあり、調査初日は探偵カーのみでの追跡だったので、空振り。自転車やスクーターをクルマで追うと、相手に気付かれるので中止しました。

その翌日は、万全の態勢で調査に挑みます。折りたたみ電動自転車、バイクの探偵を配備し、通常2名のところ、3名ですべての交通手段に備えました。

2日目に病院から出てきた旦那様は、スクーターに荷物を載せて高級住宅街を回ります。全部で3軒の家を周り、どの家にも“猛犬注意”のステッカーが貼ってありました。

この往診中の自由度はとても高く、往診先に行くまでの間に1時間程度とっている書店で立ち読みをしたり、カフェで音楽を聞いたり、リラクゼーションを受けたりしており、今まで調査したどの男性よりものんびり仕事をしていてうらやましい限りでした。それゆえに、昼からラブホテルでの不貞も可能性高いと感じて、気が引き締まります。この日は、往診だけで終了しました。

3日目は病院からスタート。この日はクルマで往診に向かいます。朝は埼玉県方面に向かいました。あるおしゃれな豪邸の駐車場にクルマを停め、インターホンも押さずに慣れた様子で中に入っていきます。往診用のバッグも持たずに、ひょいひょいという感じでエントランスの階段を二段飛ばしで登り、門の暗証番号を押して入ります。脚が長いからとてもサマになっていて、私達も見惚れてしまいました。仕草が色っぽくて堂々としている人は、イケメンでもそうでなくてもモテます。

この家には2時間程度滞在し、12時すぎに門からデヴィ夫人にそっくりな50代くらいの女性も一緒に出てきました。まとめ髪に高そうな黒いコートを羽織っていて、世界的に入手困難なフランスブランドのバッグを斜め掛けにしています。2人はクルマに乗り、都内方面に向かいます。おしゃれなお蕎麦屋さんに入って昼食。

お互いの生活圏から遠いことで油断したのか、2人は手を握ったり、女性がだんなさまの前髪をかきあげたり、恋人同士っぽいベタベタした雰囲気でした。彼女の左手の指には、ダイヤモンドがきらめく指輪があり、2人はダブル不倫のようです。

旦那様は鴨せいろを、女性は温かいとろろそばを食べています。会話も録音し、事務所で解析するとエッチな内容を語っており、ふたりはここ半年くらい男女の関係だということがわかりました。

これを依頼者・亜矢子さんに報告したところ、「夫は女ならだれでもいいんですね」と鼻で笑っていました。浮気に慣れているからか、動揺すらしていませんでした。

「私は、元彼女と夫が会っている証拠が欲しいんです。夫の初恋の人であり、おそらく夫が最初に男女関係になったアラフォーの女の顔が見たい。自分が結婚するからとわざわざ夫にLINEしてきたので、絶対に2人は会います。彼女との証拠をつかめば、私の“浮気はもうやめろ!”という本気度が伝わり、きっと家に帰って来るはず。そろそろ夫も落ち着きたいと思っているはず」

長期戦になる調査、元カノとの浮気の事実はあったのか?

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