家で行ないたい花粉対策とは?
花粉は見えないから、ついうっかりしてしまうこともあります。大久保先生は、「外は花粉だらけとイメージすることが大切です。」とも。そこで、外から帰ってきたときに、たくさんついてしまった花粉をどのように対策すべきか、教えていただきました。
1:玄関先で、コートについた花粉を落とす
部屋に入ってしまわず、玄関先でコートを脱いで花粉を落とします。できるだけ室内に花粉を持ち込まないようにします。
2:髪も忘れずに花粉をはらう
実は、髪に多くの花粉がついているそうです。さらに、メイクした顔にも。帰ったら一気にシャワーで流すのが一番いいそうです。これは、なかなか現実的ではありませんが、意識して、玄関先で髪の花粉も払い落としましょう。
3:空気清浄機は玄関とリビング入り口に置く
空気の流れを考えて、玄関入ってすぐの場所に空気清浄機を置くのがいいそうです。リビングに設置する場合も、何気なく置いている場合が多いですが、人が入ってくるリビング入り口付近が効果的。せっかくの空気清浄機、より効果がある場所に置きましょう。
4:加湿器は、寝室と玄関に
眠っている間に粘膜を乾燥させないという観点からも、寝室の湿度管理は大切です。1日5時間以上過ごす空間なので、室内環境は快適にしたいものです。喉を乾燥させずウィルス対策にもなりますね。また、加湿することで、床に落ちた花粉が舞わなくなります。そういう意味でも玄関にも加湿器を設置するのがおすすめです。

Dyson Pure Humidify + Cool 加湿空気清浄機と梶さん。空気清浄機2台、加湿器2台使用中の梶さんは、「これなら1台でいいですね。」とにっこり。
花粉対策に加湿も重要だとは、なかなか考えが及びませんでした。声優の梶さんは、喉のために加湿器を使用されていましたが、今後は花粉対策としても活用されるそうです。加湿器を使用するにあたって大久保先生からのアドバイスは、「タンクに水をためることで、レジオネラ菌がたまるので、タンクを清潔に保つためにも洗いやすいものがいいです」というお話がありました。せっかく加湿して喉を潤しても、菌をバラまく形になると本末転倒です。加湿空気清浄機も上手に活用し、まずは家の中に花粉をできるだけ持ち込まないように、帰宅後、まず玄関で花粉を落とすことを習慣づけようと思います。
取材・文/林 ゆり