ビューティー&ヘルス PMSとメンタルの深い関係について、婦人科医師に聞いてみた

あなたは生理のたびにちょっとユーウツな気分になったり、仕事のパフォーマンスが落ちたりすることがありませんか?生理痛をがまんすることはありませんか? 

生理前の1週間ぐらい、「いつもの私」と違う。頭痛や腹痛、腰痛などの物理的な痛みが出る。イライラする、泣きたくなる、不安でたまらない、精神状態が不安定……。これらはPMS(Pre  Menstrual Syndrome)かもしれません。

生理前や生理中に、体や心に何らかの不調を訴える人は74%というデータがあります。これも生理前なんだから当たり前、と思ってやり過ごしていませんか?毎月訪れるその不調、きちんと向き合い、できれば減らしていきたいもの。清水なほみ先生に対策をうかがいました。

清水なほみ先生

PROFILE:清水なほみ 「ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ」(神奈川県横浜市)院長。2001年、広島大学医学部卒業。日本産婦人科学会専門医。日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー。女性の心と身体の健康に関して多方面に情報発信中。近著に『なぜ口グセを変えるだけでプチ不調が消えるのか!?』(麻布書院)。

人それぞれ!PMSの症状は200種類も

「月経期間中を含めると、月の1〜3週間が不調という女性もいます」と清水先生。

——よく聞かれるPMS症状として頭痛、腹痛、腰痛といった物理的な痛み、そのほか気持ちの落ち込み、イライラ、悲しくてたまらなくなる、不安でたまらなくなるといった精神的な症状もあります。

PMSには必ずこの症状が出る、という決まった症状がありません。PMSの症状は心身合わせて200種ほどもあり、そのうちどの症状が出るか、人それぞれです。

頭痛を訴える人も多いのですが、ふだんから片頭痛があるかないか、注意してください。ふだんから片頭痛があるけれど、それが生理前にさらにひどくなるというのであれば、片頭痛の月経周期増悪の可能性が高いです」

——症状が200種類もあれば、何かしらは該当しそうですね。

「PMSはメンタルの部分が大きいのが特徴です。気になるかならないか、その許容度は個人差があります。ひとつの目安として、生理痛と同様、『いつもの私』でいられないならPMSというふうにとらえてください。

メンタルと絡むことが多いと言いましたが、たとえば、ふだんから“私はストレスフルな生活を送っている”という自覚があるとPMSが出やすいわけです。ストレスを本人が自覚していると、PMSと片頭痛やうつ症状は併発するケースもあり、心療内科と婦人科の両方にかかっている人もいます」

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