ビューティー&ヘルス もったいないからと去年の日焼け止めを使っていませんか?それ、ダメなんです!正しいUVケアとは?

季節は梅雨ですが、紫外線が強烈な季節がやってきました。ところで日焼け止め、みなさんは何を使っていますか? クリーム、ジェル、ローションタイプと形状はいろいろ。紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の成分についても気になりますね。

Suits womanの妊活診断でおなじみの笛吹和代さんは臨床検査技師でもあり、以前はメーカーで製造現場等の衛生管理や製品の開発も担当されていました。日焼け止めについて、メーカーのHPを見てもわからない、ホントのところを教えてもらいました!

「妊活診断」でおなじみの笛吹和代さんは臨床検査技師でもあり、コスメ製品にも詳しい。

古い日焼け止めを使ってはいけない理由

今年はどんな日焼け止めを買いましたか?去年買った日焼け止めの残りを使っています——なんていう人、いませんか?「アネッサ」や「アリー」の最上クラスは2500円ぐらいしますから、残っていたらつい使いたくなってしまう、その気持ち、わかります。さっそく笛吹さんにきいてみました。

—–残りの日焼け止め使ってもいいですか?

「あ、それはダメです!」

—-なぜですか?半分以上、残っているんですけど……。

日焼け止めに入っている油分が酸化して劣化しており、それが肌荒れの原因になります。日焼け止めに限りませんが、古いコスメを使わない方がいいのは、油分が劣化して肌に負担をかけてしまうからです。防腐力の弱い製品であれば微生物汚染も気になるところです」

—–日焼け止めって、そんなに油分が多いのですか?

「日焼け止めというものは、イメージとしては、白いリキッド・ファンデーションのようなものです。しっかり肌に乗って、多少なりともペタッとくっつく圧迫感がありますよね。油分がたくさん配合されているからこそ、肌にしっかり密着するわけです」

以前と比べればかなり改良されているとはいえ、日焼け止めを塗ると、多少なりとも肌にベタッと圧迫感を感じます。しかし、そのベタッがあるから日焼け止め成分が肌に付くわけで、サラサラしていたら肝心な日焼け止め成分がカンタンに落ちてしまうことになります。原理原則として、日焼け止め=多少なりともベタつくものと心得ましょう。

そこで、日焼け止めのグレードについて語るなら、それは油分の質が大切になってきます。

「直接肌に触れるものですから、コスメ原材料の油は精製して不純物を取り除いています。ただし不純物をゼロにするのはコストがかかり、不純物の少ない油ほど値段が高くなります。使用する油の精製度の高さがコスメ価格に反映されます。質の高い日焼け止めほど、グレードの高い油が使われていると考えられますね」

一般的に、価格の高いコスメほど精製度の高い油が使われている傾向があります。油だけでなく、配合成分の精製度が高いと言えます(ただしメーカーのブランド戦略により、「安いから精製度が低い」とは一概に言えないこともつけ加えておきます)。

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