ビューティー&ヘルス この夏のお肌のマスク荒れ、どうしたらいいですか?皮膚科医に聞いてみた

今年の夏は、マスクをつけなければならない状況が増えます。顔がムレるせいか、赤くなった、かゆみが出た、ブツブツができたという声もよく聞かれます。マスクによる影響なのでしょうか?どのように対処すればいいのでしょうか? 予防するには?柴崎皮膚科医院院長の柴崎淳夫先生に聞きました。

柴崎淳夫先生。

PROFILE:柴崎淳夫…柴崎皮膚科医院(埼玉県入間郡毛呂山町)院長。毎日100人を超える患者を診る。『患者が決めたいい病院ランキング』(オリコンメディカル)で皮膚科部門1位。著書に『アトピー性皮膚炎の治療は難しくない 読むセカンド・オピニオン』(法研)。

マスクで赤みや、かゆみが出るわけ

—–今年はマスクをつけているせいか、顔にかゆみやかぶれが出る人が増えているようです。

「たしかに例年と比べると、顔の赤みやかゆみ、カサつきなどの症状で受診する人が多いと思います。マスクによる接触性皮膚炎です。アレルギー性とは違うんですよ」

—–どのように違うのですか?

「マスクが顔に触れている、つまり肌に常に刺激を与えているわけです。そうした摩擦が原因で起きる、赤みやかゆみが出るのが接触性の皮膚炎です。それにマスクをずっとつけていると、マスクの内側がケバケバしてきたりしますよね。材質によってはザラザラしたり、トゲトゲしたり。それが皮膚に刺激を与えてしまうのです。

一方、アレルギー性の皮膚炎は、花粉やハウスダストなど、その人がアレルギーを持っている物が触れて生じる赤みだったり、かゆみだったりのことです」

——では、今年初めて、マスクをするようになってから顔がかゆくなってきたという場合は、マスクが原因と考えられますか?

「そうですね。症状がどこに出ているのか、注意して見ないといけません。マスクが肌に触れるのはあご、鼻のてっぺん、頬骨のあたり。比較的、出っ張ったところですよね。そこに赤みやかゆみが出ているなら、マスクが原因と考えられます。

一方、鼻の周りやほうれい線など、マスクがそれほどこすれないところがカサカサしたり、赤くなったりする場合、脂漏性皮膚炎の可能性が高いですね。脂漏性皮膚炎は脂腺の豊富な部位(いわゆるTゾーン)に生じる体質的な皮膚炎で、春から夏にかけて出やすく、めずらしい症状ではありません」

—-わかりました。あご、鼻のてっぺん、頬骨など、出っ張ったところに出たらマスクのせいと考えられますね。

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