ビューティー&ヘルス 今年の夏、マスク荒れの予防策は?皮膚科医に聞いてみた

今年の夏はマスクをつけなければならない状況が増えます。顔がムレるせいか、赤くなった、かゆみが出た、ブツブツができたという声もよく聞かれます。マスクによる影響なのでしょうか。どのように対処すればいいのでしょうか?予防するには?柴崎皮膚科医院院長の柴崎淳夫先生に聞きました。「マスク荒れ対応法。赤みやかゆみが出たら何を塗ればいいですか?」はこちら

柴崎淳夫先生 。

PROFILE:柴崎淳夫 柴崎皮膚科医院(埼玉県入間郡呂山町)院長。毎日100人を超える患者を診る。『患者が決めた いい病院ランキング』(オリコンメディカル)で皮膚科部門1位。著書に『アトピー性皮膚炎の治療は難しくない 読むセカンド・オピニオン』(法研)。

肌荒れ防止には不織布よりも布マスク

—–マスクによる肌荒れ予防に、どんなことに気をつけたらいいでしょうか。

「マスクで顔がムレれたり、皮膚にこすれたりすることが肌荒れの原因ですから、マスクをする時間を減らすことが第一の予防です。本当にマスクが必要な時と場を見分けることが求められますね。人がいない所では外すとか、うまく工夫しましょう。そしてマスクの中がムレてきたなと思ったら、こまめに汗を拭き取りましょう」

—–自分の汗が肌荒れの原因になるのですか?

「汗そのものが原因になるのではありません。汗の水分が蒸発するときに、皮脂をいっしょに取ってしまうのがいけないのです。汗をかくとムレて湿度が高いように感じるけれども、実際には肌が乾燥した状態になり、敏感肌状態になって荒れやすくなるわけです」

——マスクの素材はどうでしょうか。

「ウイルスの通過性から見ればサージカルマスク(不織布マスク)のほうが優れていますが、新型コロナウイルスの場合、飛沫を防ぐことが目的ですから布マスクでもいいだろうというわけです。一般的には、不織布よりも布のほうが肌にはやさしいです。

不織布マスクでも内側にガーゼを一枚挟むことで、皮膚への刺激が軽減されます。ガーゼでなくてもハンカチやスカーフのようなツルッとした材質は肌にやさしいですから、そうした布をマスクの内側に挟むといいでしょう。私の娘はスカーフでせっせと職場の人たちのマスクカバーを作成しています。

ただ、どんな布が一番よいということは言えません。その人の肌に合うものはそれぞれ違いますから。一般的には綿100%がやさしいと言われていますが、自分の肌に合った材質を見つけて選んでくださいね」

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