季節の変わり目は、なにかと体調を崩しやすくなりますね。疲れやすくなったり、ぐっすり眠れなかったり……。しっかりした睡眠がとれないと、さらにぼーっとしてしまうことも。
ウーマンウェルネス研究会が首都圏在住451人(20~50代男女)を対象とした「睡眠実態調査」によると、半数以上(53.8%)が現状の睡眠に不満を感じ、9割近い(86.5%)人が睡眠状態を改善したいと希望していることが判明しました。
季節の変わり目は、うまく眠れなくなる!?
睡眠専門クリニック「RESM 新横浜」の院長で医学博士の白濱龍太郎先生によると、睡眠が乱れやすい季節は特に春なのだそう。「春は他の季節に比べて、気温や気圧が大きく変動し、それに伴って自律神経が乱れやすくなるため、快眠ホルモンのメラトニン、逆の働きをするオレキシンの分泌バランスが変わりやすくなります」と指摘。そこで、春だけに限らず、快眠のために取り入れたい、簡単にできる5つの習慣をご紹介します。
快眠のために! 簡単にできる5つの習慣
習慣1:夕方の肩甲骨回し!
背中、とくに肩甲骨を動かすことを意識しながら、5分間簡単な体操をするだけで◎! 肩甲骨のまわりには、褐色脂肪細胞という体温を上げる細胞が集中しているので、ここを中心に身体を動かすだけで、効率的に身体の中心体温(深部体温)を上げることができます。
快眠のためには、18時頃に行うのがおすすめ。座ったままでもOKなので、取り入れやすい習慣ですね。
習慣2:少量のチョコレートでリラックスモードに
勤務時間中は脳がずっと覚醒していますが、リラックスモードに切り替えたい時は、夕方頃に少量のチョコレートを摂取しましょう。チョコレートの原料のカカオには、抗ストレス作用のある GABA(r-アミノ酪酸)が多く含まれています。大切なのはチョコレートを食べるなどのアクションをきっかけに“リラックスモードをオンにする”こと。習慣化することで、脳がリラックスして快眠へのスイッチが入りやすくなります。
▼まだまだあります! 快眠のためにできること