ビューティー&ヘルス 医師が対策法をレクチャー!冬太り予防も感染症予防も、大事なのは体内のホルモンコントロールだった

寒い日が続いていますが、堅実女子の皆さま、体調は崩されていませんか?今年はコロナもあり、微熱でも「風邪かな」と軽く考えることができず、体調管理によりピリピリしてしまっている方も多いのではないでしょうか。

キューサイ株式会社が2020年11月に行ったアンケートによると、
◆今年の冬、最も気になる体調変化(体の不調)は何ですか?(全国の943人対象)
1位 感染症…32.7 %
2位 冷え性…20.9 %
3位 肩こり…17.6 %
4位 冬太り…8.6 %

という結果が出ています。感染症は毎年のインフルエンザが流行する季節でもあり、さらに今は新型コロナウイルスという新たな脅威も表れているので納得の結果ではないでしょうか。今回はキューサイのオンラインセミナーで発表された「免疫力アップ・冬太り・冬の高血圧 ニューノーマルな今冬に気を付けたいヘルスケア3選」より、工藤内科院長の工藤孝文先生に感染症対策や、女子の気になる冬太り対策について教えていただきました。

教えてくれた人
工藤内科 院長 工藤孝文先生

内科医・糖尿病内科医・漢方医。福岡県みやま市出身。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、自身のクリニック:みやま市工藤内科で地域医療に力を注いでいる。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。

感染症対策の盲点。帰宅時にはスマホ消毒がマスト

冬によってもたらされるリスクとして、工藤先生が掲げられたのが、「感染症リスク」「肥満リスク」「血圧上昇」の3つ。堅実女子の皆さまには「血圧上昇」はまだ先の話になりそうなので、今回は「感染症リスク」「肥満リスク」についてご紹介します。

感染症リスクは、冬にコロナの第3波が起こっていることからもわかるように、気温、湿度が低下しウイルスが活性化しやすいこと、また湿度低下によりウイルスが飛沫が飛散しやすいことがあげられます。

工藤先生「感染リスク対策としては、出先ではこまめに消毒し、自宅では換気をして湿度を保ってください。家の湿度は40~60%程度に、換気は2時間に1度、5~10分ほどを目安に行ってください。

帰宅時には、カバン、コート、靴などを介してウイルスや細菌が運ばれているので、帰宅後のカバンの置き場所を決める、玄関マットを置き、上がる前に靴の裏の汚れを落とすなどの行動が必要です」

また、見落としがちなポイントとして、スマホやタブレットPCを未消毒のまま使用することだそう。

工藤先生「常に持ち歩いているスマホなどは手に付いたウイルス・細菌が付着している可能性があり、帰宅時に手を洗っても、そのままのスマホやタブレットPCに触れてしまうと意味がありません。帰宅後にスマホやタブレットPCを消毒し、その後に手洗いすることを心がけてください」

冬は感染症予防が特に大切。

免疫力アップには朝1杯の牛乳を

ウイルスに勝つためには免疫力をアップさせることが大切です。体には侵入した病原体と戦い病気から守ってくれる免疫が2種類あり、1つは自然免疫(ウイルスなど異物を発見して攻撃する)、もう1つが獲得免疫(ウイルスを記憶して攻撃する)というもの。ワクチンの仕組みには獲得免疫が活用されているそう。その中で、自然免疫はストレスと大きく関係しているとのこと。

工藤先生「自然細胞の中のNK細胞はストレスに弱いという特徴があります。睡眠不足や肉体的な疲労もストレスの一種になり、そのためには疲労回復のために良眠を心がけることや、栄養バランスの良い日々の食事で免疫を高める必要があります」

バランスの良い食事の中で、取り入れてもらいたいのは、朝の1杯の牛乳とのこと。牛乳は良眠にも深くかかわっているそうなのです。

工藤先生「牛乳に含まれるトリプトファンという物質は、日光を当たることで体内で幸せホルモンといわれる『セロトニン』に変わり、さらに15時間後には良眠をもたらしてくれる『メラトニン』に変わります。『メラトニン』は“睡眠ホルモン”の異名を持つ、質の良い睡眠をもたらしてくれるホルモン。『メラトニン』の分泌は起床から約15時間後なので、朝に飲めば夜ぐっすり深く眠れるようになります」

毎朝1杯の牛乳を。
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