ビューティー&ヘルス ひとり暮らし必見!具合が悪くなったら来てくれる「ナイトドクター」で自宅PCR検査受けられた

2021年10月現在、新型コロナウイルス感染症の勢いは弱まっているようで、少し安心した方も多いのではないでしょうか。これから冬に向けて、ウイルスに感染しやすくなる季節を迎えるので、油断なきようにしたいものです。

コロナ禍を経験して、改めて感じたのは「ひとり暮らしって、やっぱり何かあったときに不安だな」ということです。

近くに親族や頼れる友達がいるとは限らないし、いたとしても真夜中や休日だと連絡するのも気が引けてしまうことも。

東京近郊でひとり暮らしの方が、いざという時に頼れる便利な夜間往診サービス「ナイトドクター」を試せる機会があったので、詳しくご紹介していきます。

「ナイトドクター」ってどんなサービス?

「ナイトドクター」は、夜間と休日に医師が自宅へ訪問してくれる救急往診サービスです。一般的な「往診」だと、かかりつけ医が行うことが多いですが、「ナイトドクター」なら、対応エリア内であれば電話やLINEの予約から、最短30分でお医者さんが診察に来てくれ、その場でお薬の処方もしてもらえます。

費用は基本は保険診療料に加え、交通費が別途プラスになりますが、かかるのはそれだけ。

現在は、PCR検査の依頼が急増したため、24時間体制で出張PCR検査(保険適応内外ともに)やセルフPCRキット配送の対応もしているのだそう。

出張PCR検査を受けてみました

いざ「ナイトドクター」で、出張PCR検査を受けることにしました。ピンポーンとインタフォンが鳴り、ドアを空けると防護服姿のお医者さんが。

テレビや病院で見たことがあっても、普通のマンションで見るとどきっとする防護服姿。

「ちょいとお邪魔します」という感じで、軽やかにいらっしゃいました! すぐさま熱を測り、特に問題がないということで、PCR検査を開始します。

マスクから鼻だけ出し、先生が綿棒を鼻に差し入れ、アッという間に検査は完了です。

自分では怖くて綿棒を鼻にそんなに差し込めません
風のようにすばやく終了

結果は後日、メールで知らせてもらえ、陰性証明書もオプションで発行してもらえます。

お薬バッグも見せてもらいました。持病の対応は難しいですが、応急手当やよくある症状に対応できるお薬がずらり。

一連の検査にかかった時間は、ものの5分程度。風のようにひっそり来てくださって、短時間でパッと去っていかれたので、人目にもつきにくいように感じました。

翌日、送っていただいた陰性証明書がこちら! 今回筆者は発熱していたわけではないので、PCR検査は自費診療で25000円、陰性証明書の発行で5000円かかったことになります。病院で自費診療で受けるPCR検査としては、平均的な価格ではないでしょうか。

自己判断しないで早めに呼ぶのが大切

さて、あまりにもアッサリお医者さんに来ていただけたことに衝撃を受け、この「ナイトドクター」についてもっと詳しく知りたくなりました。

お話を伺ったのは「ナイトドクター」医療連携室長の菊地拓也さんです。

――今回体験して、具合が悪いときに来ていただけるというのは、ひとり暮らしだと特に安心だなと感じました。とはいえ、実際にお願いするとしたら、どの程度の具合の悪さで呼んでいいんだろう?これくらいで呼んでいいのかな?と遠慮してしまいそうなのですが…。

菊地さん(以下、敬称略)「今回のコロナ禍になってからは特にそうなのですが、みなさん自己判断が難しいですし、逆に自己判断してしまって悪化するケースが多いように感じています。

最初はちょっと熱があるとか、具合が悪いだけだから、様子を見ようとしているうちに急変してしまったりとか。

ご家族など同居している方がいる場合は、それでも発見してもらえて大事に至らないことも多いのですが、単身者の方だと、自分自身がぐったりしてしまって、本当に動けなくなって、そのままどんどん時間の経過とともに悪化してしまったり。

だから、自己判断せずに早めに第一報をいただけるほうがいいでですね」

――そこは躊躇せずに頼ってよいと。

菊地「そうですね。同じ39℃でもつらい人と元気な人がいらして、そこから急に悪化することもあるので、しんどさで判断しないほうが良いと思います。

あとは、調子が悪くても、特に現役世代の方は、忙しくてなかなか病院に行かれなくて、様子を見ちゃう方も多いんです。

そういう場合は、まず呼んでいただいて血液検査を受けることをおすすめしています。結果が出るのは後日になりますが、見た目にはなんともなくても、実は内蔵出血している場合なんかも血液検査で発見できることもあるんですよね」

――サイトにはお電話してから最短30分とありましたが、実際に30分で来ていただけるんですか?

菊地「何もなければだいたい1時間以内でお邪魔できますが、神奈川から千葉へ、なんていう移動のときは、90分くらいかかっちゃう場合もあります。

これはお電話をいただいた時点で、あとどれくらいのお時間で伺えるか、目安をお伝えするようにしています」

――複数のお医者さんが「ナイトドクター」として登録されていると思うのですが、タクシーの配車のように采配されている方がいらっしゃるんですか?

菊地「まさに同じですね。社内にマップがあって、誰がどこにいるのかがひとめでわかるようになっています」

――ちなみに1日にどれくらいの件数の依頼があるんでしょうか?

菊地「月によりますが、8月の医療現場がひっ迫していたときは、1日に300件から500件かかってきていたので、5人のスタッフで、1人2台の電話に同時に出るような感じでした。今は少し落ち着きましたが、もし第6波が来たら、また同じ状態になりそうです」

――ちなみにその300件、500件はすべて対応されたんでしょうか。

菊地「そうですね。こちらで対応できるものはすべてしました。通常だと、かかりつけの病院にかかっているような方も、コロナ患者が増えて病院が受け入れを絞らざるをえなかったので、溢れた方たちの受け皿なような立ち位置ですね。

ドクターの先生がたは広い範囲を診るのに慣れていらっしゃる方が多いですが、それでも得意な専門分野があったりするので、お電話で聞いた症状を受けて、なるべく得意な先生に行っていただいたりもしています」

――さらに複雑なパズルのような采配ですね…。変わった相談もあるんでしょうか?

菊地「実際にどうしても来てくれという方だけでなく、相談の電話も実はけっこう多いんです」

――それは本来の電話受付の役割とは違いますよね。

菊地「それでも、医療にいる側としては、具合が悪いという方に関しては、問い合わせがあったら受けますね。

どちらかというと身体よりメンタル面に不安を抱えていらっしゃって、『寂しい』といって夜中の2時から、2時間おきに電話をかけていらっしゃる方も。

それでも、『寂しいですよね』って共感するだけでもお話していると落ち着いてこられるので、かかってきたら対応はします。

なので、電話設備が足りなくて増設したばかりです」

――それは足りなくなりますね。往診診療は夜の19時から翌朝5時までですが、PCR検査センターは24時間受け付けているとか。これは、保険診療でも自費診療でも、どちらでも良いのでしょうか。

菊地「そうですね。発熱など症状のあるかたは保険診療になりますし、症状はなくてもお仕事の関係などでPCR検査と陰性証明書が必要、なんてかたは自費診療になります」

――症状がなくても、そんなカジュアルにPCR検査のためにドクターを呼んでいいんでしょうか?

菊地「問題ありませんよ。病院に行く時間がない方や、他の患者さんがいらっしゃるので病院に行くのは控えたいという方も、よく受けられています。

お仕事の関係かわかりませんが、自費のPCR検査を受けて陰性証明書を取るために、 毎週2回、出前感覚で呼ばれる方もいらっしゃいますね」

――そうなんですね! 確かに時間のない方や、交通費をプラスでお支払いしてもいいくらい経済的にゆとりがある方だったら、自宅へ来てもらえたら嬉しいですよね。

菊地「実は今、空港へPCR検査をしに来てほしいという依頼もすごく多いんです」

――えっ、空港まで。出国するのに陰性証明書が必要なんでしょうか。その場合、証明書はどうするんですか?

菊地「結果が出るのは、基本には20時間後なのですが、プラス1万円で12時間後、さらにプラス1万円で6時間後に出すことができます。そして陰性証明書をお届けするサービスもオプションであるので、急ぎの方からそういったリクエストをいただきます」

――思ったより、みなさんいろいろな目的で「ナイトドクター」を利用されているんですね。筆者もひとり暮らしなので、体調に異変を感じたときは早めにお願いしたいなと思いました。

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新型コロナウイルスはもちろん、ひとりで暮らしていると、具合が悪くなっても「誰にも気づいてもらえない」というリスクと隣り合わせです。不調なときに頼れるサービスなので、ぜひ頭の片隅にメモしておいてくださいね。

夜間休日緊急診療「ナイトドクター」
https://piq.jp/

新型コロナウイルス出張PCRサービス特設ページ
https://piq.jp/pcr/

取材・文/nenko