ビューティー&ヘルス いまブームのサウナは、テクノロジーで「ととのう」フェーズへ!

皆さんこんにちは。幼い頃からテクノロジーが大好きで、その甲斐あって入社した宇宙航空研究開発機構JAXAでは、人工衛星を作り、宇宙へとロケットで打ち上げた経験が冥土の土産になっている、齊田興哉(さいだともや)です。

今の世の中、SF映画の世界が現実になりつつあるテクノロジーが日々発明されたり、それを開発するスゴいベンチャー企業が出てきたりしています。そんなテクノロジーの中には、堅実女子のみなさんにも「すごいっ!」と興味を持ってもらえるモノもたくさんあるんじゃないか、そんな思いがあります。

……というわけで、これから「堅実女子×テクノロジー」で何が起きていくのかをお話していきたいと思います。

サウナ人口は、日本全人口の25%にも達する!

みなさんはサウナには行かれますか?いま、サウナ人気が再燃していますね。実は、過去にもサウナのブームは何度か到来しています。例えば、1964年の東京オリンピックのときです。フィンランドの選手団がサウナを日本に持ち込んだことで人気に火がついたとされています。これが第1次ブーム。

そして、90年代に各地にスーパー銭湯ができたことでサウナ人気が再燃したという第2次ブーム。そして、いままさに第3次ブームが到来しているといいます。その理由は、有名人やサウナシーンが登場するテレビドラマなどが背景にあるといいます。結構、都内などの都市部でも新しくできたサウナを見かけるようになりましたね。そんなサウナ人気を裏付けるアンケートが実施されています。

一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所(日本サウナ総研)は、2020年12月に日本全国1万人の成人男女を対象に「日本のサウナ実態調査」を実施しています。興味深いデータがたくさんあるなかで、サウナ愛好家の人口推移のデータが示されています。「年に1回以上サウナに入る人」、「月に1回以上サウナに入る人」、「月に4回以上サウナに入る人」を「ライトサウナー」、「ミドルサウナー」、「ヘビーサウナー」とそれぞれ区分けしたデータです。

おそらく、「年に1回以上サウナに入る人」は、知人からの誘いでたまたまスーパー銭湯へ行った、旅行先のホテルなどで入ったというケースもありうるかもしれませんので、頻度が低いライトサウナーあたりのかたがたを除いたとしても、月に1回以上サウナに行く人は、実に人口の20%ほどにも達するのです。こんなにサウナが好きな人が多いのか!そう驚くのはわたしだけでしょうか。

第3次サウナブーム到来 !

アート×サウナを楽しもう!

最近のトレンドは、全国各地のサウナ施設を訪ねて回る「サ旅」だといいます。そんな「サ旅」で、ちょっとユニークでテクノロジーを兼ねたものを紹介したいと思います。

それはホテルニューオータニのサウナ。都会にいながらアウトドアサウナを楽しめる新感覚のサウナプロジェクトが始動しました。つい最近まで運営されて、今はクローズしていますが、来年もこのようなプロジェクトが期待されるのではないでしょうか。(様子はこちらの記事で見られます)

プールサイドに独立したテントサウナが設置され、1グループ最大4名までプライベートサウナをお楽しむことができ、コロナ禍の感染症対策の配慮もされています。サウナの本場であるフィンランドの「ヴィヒタ」もセルフで扱え、殺菌作用があるとされる白樺の葉に、6種類のアロマオイルをまとわせることで、極上のリラックスしたサウナ空間を楽しむことができます。

そして、サウナのあとの「ととのう」のに欠かせない水風呂ですが、このプロジェクトでは、とても広いナイトプールを使うことができます。また、東京駅のプロジェクションマッピングも手掛けたクリエイティブカンパニーNAKEDは、ナイトプールにプロジェクションマッピングを手がけ、サウナあとの体を冷やしてくれると同時に、今までにない素敵な空間を演出してくれます。このように「サウナホカンス」を楽しんでみてはいかがでしょうか。ちなみに、ホカンスとは、ホテルに宿泊しながら、バカンス気分を味わう「ホテル×バカンス」の造語といいます。

あいまいな「ととのう」を可視化する最先端テクノロジーとは?

VIE STYLEとKDDI総合研究所は、Hoppin’Saunaとプロジェクトを開始しました。

このプロジェクトでは、定性的・感性的な定義となっている「ととのう」を可視化するサイバーフィジカルシステム型のサウナの構築します。

Hoppin’Saunaでは、VIE STYLEが開発したイヤホン型脳波計「VIE ZONE」で、脳波を測定し、個人差や体調差を定量的に明らかにし、様々なフィードバック手法で「ととのう」というプロセスを可視化します。外気浴スペースでは、高解像度ディスプレイを設置し、サウナの聖地や景勝地などを高精細映像として伝送するだけでなく、音や風を高い臨場感で再現し、「ととのう」という効果の違いについても検証しています。

サウナは、「ととのう」ことで、様々な効能をもたらしてくれると言われています。このようなアートやテクノロジーを加えることで、サウナの付加価値を高めてみるのはいかがでしょうか。

「ととのう」体験、してみたいですね!

文/齊田興哉