ビューティー&ヘルス 「体に良い」と思ってプチベジタリアンに。しかし検査で判明した驚きの結果

鉄欠乏性貧血であることがすぐに判明

お母さんの知り合いがいる内科のクリニックにテキパキと予約をされ、診察を受けに行かされたマキさん。

「言われてみると、以前より疲れやすい気もしました。母の心配する通り、どこか悪かったりするのかな…と心配になりながら診察を受けました」

医師に「疲れやすくなった気がして、母にすごく心配され…」と正直に伝えると、すぐにマキさんの目を“あっかんべー”の状態にし、下瞼の裏を見て「貧血かな。血液検査しましょう」と言われます。

「後から知ったのですが、瞼の裏である、眼瞼結膜(がんけんけつまく)が白っぽくなるのは貧血の特徴なのだそうです」

検査の結果、マキさんはヘモグロビン7.5g /dLの『鉄欠乏性貧血』と判明。女性の正常値が12g/dL以上が普通なので、結構少ない状態だったとのこと。

気が付かない女性多数!?鉄欠乏性貧血とは

医師に普段の食生活を聞かれ、鉄分が不足していることが原因だろうと診断されたマキさん。思い当たることは十分にあったとのこと。すぐには鉄は増えないので、意識して鉄分を取るようにと言われ、鉄剤も処方されました。

「鉄分不足は徐々に起こるらしく、体もしんどさに少しずつ慣れていくので、気がつきにくいみたいです。後から考えるとちょっとの運動での息切れや、耳鳴りなどが当たり前の生活をしていたのですが、痩せていたこともあり、体力が落ちてる、とか年齢のせいかなと思っていました…」

“貧血”といえば、突然めまいがしたり、ふらっと倒れたりするような症状を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、それは低血圧が原因で起こることも多い、「脳貧血」である場合も。『鉄欠乏性貧血』はそれとは別で、鉄分不足により血液中のヘモグロビンが減少してしまっている状態です。ヘモグロビンが足りないため、体に十分な量の酸素を運搬できなくなり、倦怠感や息切れ、めまいなどの症状が出てきます。

「その頃は冷え性でもあったのですが、それも鉄不足が原因のケースも多いとのことです。痩せていたので、それで寒いんだと思いこんでいました」

女性は月経もあるため、『鉄欠乏性貧血』に気が付かないうちになっている方も多いのだそう。マキさんと似たような症状が気になる方は、一度検査を受けてみるといいかも知れません。

ベジタリアンではなくただのズボラから食生活を改善

『鉄欠乏性貧血』はすぐには治らないもの。マキさんは、錠剤や鉄分ウエハースの助けをかりつつ、バランスの良い食事に改善。3ヶ月くらい経つと顔の血色も良くなり、血液検査の結果もヘモグロビン11g/dLとほぼ平常になったとのこと。

「結局のところ、私が行っていたのはプチベジタリアンというより、“お肉やお魚をあまり食べないだけ”というズボラな食生活でした。ちゃんと栄養素について深く調べもせずに、自己流のプチベジタリアン風の食生活をおくってしまったので、必要な栄養素が欠けてしまったんです 」

ベジタリアンやビーガンを実践するなら、しっかり知識を得てから、必要な栄養素に注意を払いつつ行う必要がある…と、身を持って学んだマキさん。それ以来、“バランスの良い食事”を以前より気にするようになったそうです。

『鉄欠乏性貧血』の改善には、鉄だけではなく、血を作る材料になるたんぱく質や、鉄の吸収を高めるビタミンCの摂取も大切とのこと。つまりはバランスが重要ですね

『鉄欠乏性貧血』は、食生活が原因の場合も多いのですが、それだけではなく、他の疾患が隠れているケースもあるようです。気になる方は、早めに医療機関に相談をしましょう。さまざまな健康法は、自己流ではなく、しっかり知識を得た上で行いましょう。

取材・文/まなたろう

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