ビューティー&ヘルス スポーツ選手が使用するあの丸いシールが気になる!美容にも活用できる「パワーテープ」の秘密

毎年恒例の年の初めに行われる駅伝を見ているときにいつも気になっていたのが、選手の体のあちこちに貼ってある丸いシール。一体あれは何だろう?と思っていましたが、丸いシールの正体はファイテンが発売している「パワーテープ」というボディケアテープ。

1995年に発売され、累計販売数が21億マーク突破(2021年11月時点・ファイテン社調べ)したロングセラー商品です。世界のトップアスリートから一般の人たちまで幅広く愛用されており、ランナーを対象とした「ボディケアテープに関するアンケート」において、使用率NO.1に選ばれました。

これが「パワーテープ」。見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

「パワーテープ」はスポーツシーンだけでなく、日常生活や美容にも活用できるというウワサを聞き、シールは一体何なのか、どんなときに使えばいいのか、どこに貼ればいいのかなど、ファイテンビューティーアドバイザーの濱田道康さんに伺いました。

ファイテン株式会社 化粧品プロジェクト部長の濱田道康さん。

【濱田道康さん プロフィール】

ファイテンショップ店長を経て、ファイテン化粧品プロジェクトを立ち上げ、美を追求する数多くのモデル、タレント、アスリート、一般女性の方まで多岐にわたる人たちの「キレイになりたい」という想いや肌悩みに向き合う。基礎化粧品の開発と「美」を追求した女子力アップセミナーなども好評。

「パワーテープ」は何でできている?アスリートが愛用するワケとは?

パワーテープに使われているのは、ファイテン社の独自技術である「アクアチタン」(注※炭化チタン使用のパワーテープもあり)。同社が世界で初めてチタンをナノレベル化した素材がアクアチタンです。

金属を水に溶かす技術は美容業界ではさまざまな開発が進められていますが、金属を溶かすには硫酸などの強酸性の劇物で溶かすことが一般的です。チタンと水は本来混ざり合うことはなく、細かく微粒子化しても絵の具のように沈殿してしまいますが、ファイテンの特許技術は、特殊な加工を加えて劇薬を使わず水に溶けた状態にしています。

ファイテンではアクアチタンができるまでは炭化チタンが主流で使われていました。2001年に1000分の1mmの炭化チタンからナノレベル化した100万分の1mmのアクアチタンを完成させ、炭化チタンに比べるとはるかに微細になったため、サポーターやTシャツ、スパッツ等アパレルの繊維にも使用することが可能になりました。

パワーテープは「気になるところに貼る」という、年齢を問わずだれでも簡単に扱える製品です。その秘密は東洋医学のツボ療法に基づくもの。ツボ療法とは、古くから東洋医学で行われてきた、人間の「自然治癒力」を高める歴史ある治療法です。

人の体には「経絡」という体のさまざまな機能を司る道が14本あり、生命のエネルギー源である「気血」が流れています。この経絡のライン上にある、気血が滞りやすいポイントが「ツボ」で、全身に約360カ所あると言われています。経絡はそれぞれ特定の臓器と深く関わっており、このライン上にあるツボを刺激して気血の流れをよくすることで、経路が司る部位の不調を改善できるとされています。

使い方としては、ツボ療法に基づいた部分を目印としてパワーテープを貼りますが、ファイテンでは鍼灸師やあんま・マッサージ指圧師などアスリートへのアドバイスを行う専門家の部署があり、ツボや筋肉など流れに沿って使う貼り方を社内で指導しているそうです。

「私自身スポーツクライミングをしていますが、普段持てるホールドが寝不足の日だと持てなくなってしまうことがあります。そんな時は、手首にチタンテープを貼ってボディケアしています。トップレベルのアスリートほど、パフォーマンスを100%ベストな状態で発揮できるかどうかは些細な条件で変わってしまうため、カラダの変化に気づくことが多いようです。

スポーツクライミングの日本代表も手首にチタンテープを巻いている選手は多いです。アクアチタンを使ったネックレスを外すと調子が出ない選手もいます。気になるところに貼るだけの商品ではありますが、パフォーマンスアップを求めるアスリートはポイントごとに貼っている方が多いですね」(濱田さん)

アクアチタンを使った「パワーテープX30」を胸鎖乳突筋に沿って貼っているアスリート。

マスク生活による顔のたるみや、女性の気になる悩みにもパワーテープを活用

「コロナ禍以降、顔のたるみで悩んでいる方が、年代を問わず増えています。原因はマスク。マスクを取ったらほうれい線が深くなっていた、無かったはずのほうせい線が出てきたなど、美容に気をつかっているモデルさんにも多くみられるようになっています。

原因の一つは水分不足。不織布のマスクはコロナ対策として有効ですが、内部に蒸気をためやすく、蒸気は顔の表面の水分も一緒に蒸発させてしまいます。顔は一番表面の角質層だけで15枚ほど重ねた状態の間に水分保湿因子があります。不織布マスクをしているとバリア機能がある水分も一緒に蒸発して乾燥してしまうため、真皮層にあるヒアルロン酸から水分が持っていかれて、コラーゲンの弾力が失われてしまう。これにより、乾燥肌、顔のたるみにつながってくるとされています」(濱田さん)

年齢に関係なく、横顔を見て小鼻のところがお肉でふさがっていたら要注意!ここは20代でもできるほうれい線とのこと。むくみ・たるみ・ほうれい線対策として、寝ている間に顔にパワーテープを貼る方法を濱田さんに教えていただきました。ただし、顔に直接貼るので、敏感肌や、テープでかぶれやすい人は避けてください。

〇耳の手前にあり、口を開けると少しへこむ部分が「耳珠(じじゅ)」。エステでは「アリキュラ」と呼ばれています。ここはいわば顔の老廃物を入れるゴミ箱。耳珠がつまると、下水道のつまりのように老廃物が流れなくなってしまい、顔のむくみやたるみを作ってしまう
原因に。ほうれい線対策としても有効な部分です。

〇「耳垂(じすい)」は耳たぶの付け根の部分。動脈と静脈が合流する部分で、ここもむくみを解消するポイント。

〇あごのエラ部分より指1本分内側が、エステで「マンディブラーノッチ」といわれる、神経や動脈、静脈が集まっている場所。「コロナで自宅時間が長くなりスマホを長時間やっていることで増えている悩みが二重アゴ。スマホを見る体勢は顎下リンパに老廃物をためやすく、体型に関係なく痩せている人でも二重アゴになったという悩みが増えています。マンディブラーノッチにもパワーテープを貼ってみましょう」(濱田さん)。

敏感肌でなければもう1箇所、頬骨の突起部分から指1本下の部分にある「顴髎(けんりょう)」にも貼ってみましょう。「けんりょう」は顔全体の代謝を活性化させるツボ。リンパ液は筋肉で流れていきますが、マスクをしていると顔の筋肉を使わなくなってしまい筋力が低下、むくみやすくなっているそうです。「けんりょう」に貼ると顔全体のむくみ改善につながります。

画像のツボの位置を参考に、パワーテープを貼ってみてください。

生理痛や冷え性のツボにもパワーテープを活用

生理痛の改善に期待ができるツボが、おへそから指2本下にある「気海(きかい)」と、さらにそこから指2本下、おへそからだと指4本下にある「関元(かんげん)」。「気海」と「関元」に1枚ずつパワーテープを貼ってみましょう。

また、「帰来(きらい)」という関元からさらに2本下、4本分斜め下の部分に左右2箇所貼ります。「帰来」はかぶれやすいので、可能ならば「気海」と「関元」の2か所に貼ることをおすすめします。

左が「気海」、右が「関元」。

足がむくみやすい、冷え性には、ひざの真裏にある膝下リンパに1箇所貼ります。それでもむくみが気になる場合は、鼠径部のパンツラインに沿って3か所貼ってみましょう。鼠径部はかぶれやすい箇所なので、敏感肌やかぶれやすい方は注意してください。

日々のスキンケアでのたるみ・むくみ対策

かぶれやすくパワーテープを貼れない人におすすめなのが化粧水でのマッサージ。毎日行うスキンケアで、朝と夜のたった1分、化粧水をつける動作を変えるだけでOKという方法を教えていただきました。

パワーテープで紹介したすべてのツボを押さえられるように、手をL字にします。親指を顎の下に入れて、鼻を挟むように下から上、内側から外へも流していきます。ポイントとなるのが必ず最後に耳たぶを挟むということ。以上の動作でパワーテープを貼った4箇所のポイントをすべて押さえることができます。これを15回行います。

むくみが原因でおでこをつまむことができてしまう状態では、前頭筋のしわの原因になります。余裕があればおでこを縦方向にマッサージしましょう。指で押さえるだけでもOKです。

目の周りの眼輪筋は表皮が弱いので、素人がマッサージすると炎症から黒ずみの原因になってしまうこともあるので、頬骨から上の目の周りは、摩擦せずに手で押さえる程度にしましょう。

また、手に美容液が余っていれば、胸鎖乳突筋の周りにあるリンパ節を上から下に向かって流すように15回行います。

「肌年齢と実年齢は異なります。毎日、朝と夜の2回やっていれば顔が順応し変化が期待できます。毎日続けていたら、体重は変わらないのに顔が小さくなったと周囲から言われた女性もいました」(濱田さん)

ファイテンのスキンケアシリーズ「アクアゴールド」の「アクアゴールド ローション」(2200円)と、ジェルタイプ「アクアゴールド ジェル」(3300円)。ジェルには毛根に必要な栄養も入っており、頭皮マッサージに使うのもおすすめです。

ファイテンの水溶化メタル技術をもとに純金を水溶化したのが、アクアゴールド化粧品です。

「コロナになって白髪や抜け毛が増えた女性も多く、ストレートだった髪がうねってきたという悩みも。外出自粛による運動不足と内面的なストレスが原因といわれています。ストレスにさらされると前頭筋、側頭筋が血行不良により凝り固まってしまい、頭のてっぺんにある帽状腱膜が引っ張られて血流が悪くなり、栄養が回らなくなるため、白髪、抜け毛が起きます。また、毛根がつぶされることで毛がうねることも。このような頭皮が硬くなっている状態のときは、頭皮マッサージを1週間に2~3回やると状態が良くなります」(濱田さん)

頭が凝り固まっていることで、白髪や抜け毛、うねりが出てしまうとは驚き!

ファイテン公式ストア:https://www.phiten-store.com/ 

文/阿部純子