自由が丘店に続く2号店が吉祥寺にオープンしたアジアンコスメ専門店「LAOX BEAUTY AIRPORT(以下LBA)」。韓国をメインに、中国、タイ、台湾の120ブランド、1300アイテム以上のアジアのトレンドコスメを扱っています。
空港をコンセプトにした店内は、韓国の人気コスメブランドなどのショップデザインを手掛ける現地企業 BOUNDARY DESIGN (バウンダリーデザイン)が店舗デザインを担当。案内板やチェックインカウンター風のレジ、「Gate」で分けた売場、飛行機の窓のようなディスプレイやコックピットをイメージしたタッチアップスペースなど、遊び心があふれる空間になっています。
アジアンコスメは機能性もさることながら、価格がプチプラなのも魅力。お手頃なので新しい色やラインナップに挑戦しやすく、中国や台湾コスメのようなパッケージの美しさや可愛らしさにこだわったものも多く、プチギフトにも多く利用されています。
商品には日本語の説明や成分表示をつけ、ブランドの特徴や使い方などのポップもディスプレイされており、初めてアジアンコスメを使う人でもわかりやすく安心です。
人気急上昇の中国コスメは芸術品のような見た目の美しさが特徴
店舗先行販売を含め、LBAでは最近日本でも注目されている中国コスメを多く扱っています。中国コスメの特徴は見た目の美しさ。彫刻デザインやアートのようなパッケージなど、使うのがもったいないと思ってしまうほど。美しいデザインはギフトにも最適です。
JOOCYEE(ジューシー)
「Joocyee(ジューシー)」は、中国コスメの大手ブランド「Judydoll(ジュディードール)」の社員と人気メイクアップブロガーの共同制作によって2020年に誕生したブランド。パッケージデザインの美しさが中国でも人気です。ラインナップはマルチパレット、チーク・ハイライト、リップが基本で、ラインアップごとに確立したデザインコンセプトを持っています。
計8色のアイシャドウ、チーク、ハイライトで構成された「マルチパレット」。LBAでは琥珀や貝殻をモチーフにした「琥珀マルチパレット」「貝殻マルチパレット」、LBA先行販売「シルクマルチパレット」(各3740円)を扱っています。
高反射オイル配合で光を包み込み、うるおい肌を演出する「ダイヤモンドジェルハイライト」(4種・各2090円)。#03は、ジェル質感のハイライトでナチュラルな雰囲気に仕上がります。新色の#05は、独自の技術を駆使したパウダー質感ハイライトで、肌へ優しくなじみ密着しやすいため、化粧落ちを防ぎます。
LBA先行販売の「ハイエンドジェルハイライト」(2090円)はジェル質感で軽く、きめ細やかなラメが入っていますが、塗っている感がなく自然になじみ、顔に明るさを与えます。
CATKIN(キャットキン)
中国最古の地書「山海経」とコラボした「山海魂シリーズ」や、世界遺産の「頤和園」とコラボした彫刻口紅など、見た目の美しさもキャットキンの特徴です。「山海魂シリーズ 小銀鏡マルチパレットC01汨水の鮫人」(2904円)は、山海経の鮫人の伝説にインスパイアされたマルチパレットで、涙を表現した特徴的な偏光ラメは全方向から輝きを放ちます。
「百鳥鳳凰」の広東刺繍をモチーフに口紅の表面に彫刻を施した「頤和園 彫刻口紅」(2300円)は「クラシカルレッド」「スモーキーオレンジ」の2色。
正宮御品(ジョンゴンユーピン)
中国で人気の「ZEESEA」の姉妹ブランドで、中国のSNS「小紅書」でも話題になっているブランド。古代中国宮廷の優雅さと美しさからインスピレーションを得て生まれたブランドだけあって、宮廷の高貴な女性を想起するようなゴージャス感があります。
アイシャドウやハイライトとして使える3色カラーの「丹酔金箔 牡丹チークシャッドパレット」(2310円)は、肌への密着度が高く、粉飛びやメイクくずれの心配もなし。ウォータープルーフタイプのアイブロウペンシル「醉金夢蝶 彫刻アイブロウ」(1870円)は、0.4mmの三角形の超細芯で、自眉のような繊細なラインを引くことができます。
GIRLCULT(ガールカルト)
宇宙、中国神話、西洋洋占術、タロットカードなどファンタジーな世界観をテーマにした、アーティスティックなパッケージが目を惹きます。高密着、高発色の4色アイシャドウパレット「山海シリーズ 4色アイシャドウ」(2640円)は、しっとりとした質感で肌なじみが良く、グラデーションも簡単に作ることができます。
定番の韓国コスメは基礎化粧品からメイクアップ、ヘアケアまで幅広く
LBAの7割を占めるのが、アジアンコスメの代表格である韓国。おなじみのブランドから新進のブランドまで、基礎化粧品、メイクアップ、ヘアケア、ジェンダーレスコスメと幅広く扱っています。
beplain(ビープレーン)
植物由来で、低刺激な成分にこだわったビープレーンは2018年に誕生したジェンダーレスコスメ。エコフレンドリーなパッケージや製造段階で動物実験を行わないなど、韓国で盛り上がる「クリーンビューティー」の代表格ブランドです。
バンブーウォーターが80%配合され保湿力が高い「シカフルアンプルⅡ」(3479円)は、とろみのある濃厚なテクスチャーですが、べたつかずに肌にすっとなじみます。「カモミール弱酸性トナー」(2519円)は、水のようなサラサラなテクスチャーで、べたつかず伸びが良く、しっとりと肌に吸収。刺激のないスキンケアを探している人におすすめの商品です。
MIGUHARA(ミグハラ)
2014年に誕生した、グリーンビューティーを掲げたブランド。日本ではオフライン店舗においてLBAが先行販売します。通称「電球アンプル」のミグハラ美容液シリーズ「ウルトラホワイトニング パーフェクトアンプル 35ml」(2750円)は、肌に優しい25種類の植物成分配合で、肌に栄養とツヤを与えて、肌を明るくします。鮮やかな色合いはすべて自然由来のもの。
「2ステップ ホワイトニングマスクパック」(440円)は美容液・マスクパックの2ステップが、「ビッグ3ステップ アンチリンクルマスクパック」(550円)美容液・クリーム・マスクパックの3ステップが、ひとつのパッケージになっているマスクパックです。
La’dor(ラドール)
本格サロンケアが体感できる話題と韓国のヘアケアブランド。「A・C・V ビネガーヘアキャップ」(1700円)は髪用パック。シャワーキャップタイプで髪を包み込んでケアします。リンゴ酢の成分で抜け毛や頭皮ケアもしながらツヤのある髪に導きます。
MISEENSCENE(ミジャンセン)
日本でも口コミで高評価を得ているのが、ダメージヘアにおすすめのミジャンセン「パーフェクトセラム」(5タイプ・各1540円)。髪を乾かす前にオイルをしてからドライヤーをすると髪にツヤが出て、しっとりと落ち着きます。
シートマスク
まとまった枚数だったり、送料がかかったりとオンラインでの購入だと不便さを感じるのがシートマスク。LBAでは180種類と実店舗では国内最大級の品ぞろえ。美白ケア、栄養、ハリ・弾力、保湿などわかりやすいように目的別にディスプレイされています。
多様な価値観を反映したタイコスメ
実は美容大国であるタイのコスメは要チェック!日差しが強く湿度も高いタイのコスメは、汗にもくずれにくいのが特徴です。タイでコスメが盛んなのは、各国の化粧品製造工場がタイには多くあることから、技術の高さや開発ノウハウを持っており、安くて良いものが作れるという背景があります。加えて「タイには性別が18ある」と言われるほど、コスメは女性だけのものではなくジェンダーレスであることもコスメが発展している理由のひとつ。
また、ここ数年タイのBLドラマが注目されており、日本でも視聴できることからファンが急増。出演している俳優がコスメのモデルになっていることもあり、ドラマからタイコスメに興味を持つ人も増えています。
4U2(フォーユーツー)
2002年に誕生したタイのSNSで最も人気のあるコスメブランド。手頃な価格で、汗や皮脂にも崩れにくく、発色が良いことも魅力です。唇だけでなく、チークやアイカラーとしても使える「ミネラルティントオイル」(748円)は4U2でも人気トップ3に入る定番商品。「EST ハーダーリキッドリップ」(968円)はふっくらと唇の輪郭をきれいに見せてくれるマットリップ。マットタイプですがさらっとした軽いテクスチャーです。「グリッターシングス」(880円)はキラキラのラメがたっぷりで、ポイントメイクにおすすめ。
SRICHAND(シーチャン)
年間150万個以上売り上げる大ヒット商品で、タイでもっとも売れているフェイスパウダーがシーチャンの「トランスルーセントパウダー」(4.5g 990円/10g 1980円)。高温多湿のタイの気候に合わせて、肌の余分な皮脂やテカリを抑えメイクくずれを防ぎ、マスクを着けていてもくずれにくいと日本でも口コミで評判になっています。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/beautyairport_official/
公式オンラインストア:https://www.laox-online.jp/info/beautyairport/
文/阿部純子