3月18日は睡眠の日。日本だけでなく、世界睡眠学会が定めたワールド・スリーピング・デイなのです。「春眠暁を覚えず」ということわざがありますが、みなさん、ちゃんと眠れていますか?
快眠はメラトニンの分泌から
年中眠いです、という声も聞こえてきますね。朝は眠いのに、夜はなかなか寝つけないという人も多いようです。夜きちんと眠くなるために何が必要?ひとつは、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」です。寝つきの悪い人、途中で目覚めてしまう人は、メラトニンの分泌が少ないのかもしれません。
メラトニンは、覚醒と睡眠の切り替えスイッチの役目をしているホルモンです。太陽が沈んで暗くなるとメラトニンが分泌しはじめ、人はだんだん眠くなってきます。メラトニンの分泌によって自然な眠りを誘われるのです。睡眠ホルモンと呼ばれる所以です。このほかメラトニンには抗酸化作用があり、新陳代謝を促し、疲労を軽減するといった健康上、美容上も重要な役目を担っています。
ホルモンの安定した分泌のためには、同じ時間に起きる、眠るという生活リズムをなるべく崩さないことがいちばんなのですが、忙しいSuits世代、そうも言っていられない人も多いでしょう。
まずはセロトニン。食生活をチェック
十分な睡眠時間が確保できない、きちんきちんと規則正しい生活を送ることもままならないという人は、食生活で対策を考えていきましょう。
メラトニンは何から生成されるかご存知ですか?別名、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」です。
セロトニンは神経伝達物質でもあり、心のバランスを保つ上でも重要です。寝ている間はほとんど分泌されませんが、朝、太陽の光を浴びると分泌しはじめ、昼間の活動を支える働きをしています。メラトニンはこのセロトニンを経て生成されるので、まずは十分にセロトニンが分泌される必要があります。