ビューティー&ヘルス 寝つきをよくするメソッドvol.1〜 ベッドに入って8分以内に寝落ちする人は要注意?

睡眠の質が大事と言われるけれど「質のいい眠り」ってどんな眠り方?どうしたら質のいい眠りを得られるの? パラマウントベッド主催「眠りを超えるベッドINTIME/電動ベッドでつくる眠れるカラダ」セミナーで講演された快眠セラピスト・睡眠環境プランナーの三橋美穂先生に聞いてきました。

三橋美穂先生:寝具メーカーの研究開発部長を経て、快眠セラピスト、睡眠環境プランナーとして活躍中。これまで1万人以上の眠りの悩みを解決。著書に『CDを聞いてゆったり深〜く眠れる本』ほか。

 

よい睡眠が取れないと脳機能が低下……

質のよい睡眠が取れないと何が起きるのか。三橋先生は、はじめにちょっとコワイ話をされました。

「まず脳の働きが低下しますので集中力、記憶力、ともに低下。すると当然、仕事の生産性も低下してしまいます。免疫力も下がります。高血圧、糖尿病、がん、うつ、脳卒中、認知症などの疾患、すべてが睡眠との関わりが指摘されています。

ダイエット中の人は特に注意していただきたいのですが、睡眠が足りないとつい食べ過ぎてしまいます。食欲を増進させるホルモンが多く分泌される一方、食欲を抑制するホルモンの分泌は減ってしまうからです。ダイエットに失敗してしまうのは意志が弱いからではなく、睡眠が少ないからかもしれません。

睡眠不足がつづくとストレスにも弱くなりますので、ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込みやすくなったり、不安感が強くなったりする傾向も見られます。そんな自分は好きになれないので自己評価が下がり、自信が低下。睡眠不足は新陳代謝の低下を招きますから肌がくすんだり、髪がパサついたり。美容上の自信も落ちて、幸福感もダウンします」

よい睡眠がとれないと……。

うわー!よい睡眠がとれないと、人生まるごと低下してしまいそうです。質のよい眠りがとれると、これらが反転します。

「集中力が上がり、生産性が上がり、免疫力が上がって健康になる。ストレスに強くなると人にやさしくもなれますよね。そんな自分には自信が持てますから、前向きになって、幸福感も高まります。成長ホルモンがしっかり分泌されているので新陳代謝もよくなって美しい肌、美しい髪、若々しく魅力的な人になって……といいことづくめですね!」

入眠時にグッと深い睡眠に入るのが「いい睡眠」

睡眠には脳も体も眠っている「ノンレム睡眠」と、体だけが眠っている「レム睡眠」があります。ノンレム睡眠とレム睡眠を何度か繰り返しながら朝を迎えるのがいい睡眠。

眠りのしくみ。悪い睡眠は何度も目が覚めて眠りが浅くなります。

 

「ノンレム睡眠中は脳も休んでいて、特に深いノンレム睡眠中に成長ホルモンが分泌されます。ご存知の通り、新陳代謝を促す大切なホルモン。肌のターンオーバーにも欠かせません。一方、レム睡眠中に人は記憶の整理をしていると言われます。ですから睡眠時間が短いと記憶の整理もできなくなります。眠りの質としては、入眠時にグッと深い睡眠に入れることが重要です。

眠りの深さと時間、つまり質と量のバランスが取れているのがいい睡眠です。睡眠時間が5〜6時間でも“質を上げればいいだろう”という人がいらっしゃるんですが、それはちょっと無理がありますね。たとえ深い眠りに入っていけても、その時間が短く、また、レム睡眠が短くなると記憶の整理ができないので、やはりいい睡眠にはならないのです。質も量も必要です」

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