女性の生理の周期の中で、妊娠できる時と不可能な期間があることはよく知られるようになりました。
念のため、おさらいしておくと、生理が終わって10日前後におこる、排卵日の前後しか妊娠しません。
なぜかというと、卵子の寿命は、排卵後24時間程度だから。というと「たった24時間しかチャンスがないの!?」と思う人がいますが、そうではありません。卵子の寿命は短いですが、精子は女性の体の中で2~7日程度生存できると言われています。
妊娠するための性交のスケジュールを組み立てるのに、この精子の寿命を考えることがマストです。
となると、排卵日=妊娠する確率が高いと思って性交するのは間違いではありませんが、確率はやや低めになります。なぜなら、排卵の正確な時間は読めませんし、性交後、受精の場所である卵管に到達するのに1~2時間かかってしまうから。
もっとも妊娠しやすいのは、排卵の2日前です。ここで性交すれば、排卵されたとき、精子と卵子が出会い受精しやすくなります。
ちなみに、妊娠のチャンスは、生理周期の中でたったの4日間のみ。排卵日の4日前から妊娠率が高くなり、2日前にピークを迎えます。排卵日の翌日以降の妊娠率はほぼ0になります。