ビューティー&ヘルス 最近、目の周りを中心に皮膚がカサカサしているのですが、皮膚科に行くほどではなく……どうすればいいですか?(SKさん 34歳 公務員)

毎年、花粉の季節になると目の周りがカサカサしてきて、かゆくなります。ゴールデンウイークが終わるころには落ち着くのですが、年々時期が長引いていて……これって皮膚の花粉症?

Aアレルギー性皮膚炎かもしれません。慢性化する前に、原因を特定し有効な対策を!

春になると、花粉症ばかり取りざたされますが、この季節、皮膚のトラブルに悩む人が増えています。女性にとって肌のトラブルは、大きなストレスや気がかりになります。すぐに皮膚科に行くにせよ、原因や対策をおさえておくといいですよ。

さて、この症状が出やすいのは、目の周りや頬、額の周り。かゆみ、かさつきだけでなく、斑点や赤みが出ること。保湿をこまめにおこなうとかゆみが沈静化する傾向があるようですが、かきこわしてしまうと色素沈着がおこり、赤黒い感じになってしまうこともあります。 
皮膚科に行く前に、どうしてもかゆくなってしまったら、無香料・無着色の保湿クリームを塗った後、コットンのグローブなどをつけてから、パッティングするようにかくと、ダメージを最小限に食い止められます。

アレルギー性皮膚炎の原因は、ストレスや過労などで内臓機能がうまく働かなくなり、代謝機能が落ちることだと考えられています。
相談者さんの世代は、恋愛や仕事などで劇的な変化があり、心身共に疲れがたまるお年頃。そんな負のダメージで弱った心と体に、花粉、ダニ、ハウスダスト、金属類、食べ物などのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が発端となり発症の引き金に! この対策としては、すぐ皮膚科に行くこと。パッチ検査や血液検査で原因を特定し、それらの物質を身の回りから排除することが大切です。

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例えば、ハウスダストが原因の人は自宅を徹底的に掃除したり、空気清浄器を設置したり。ダニが原因の人はカーテンや寝具を洗濯(クリーニング)することも有効です。洗剤や金属、スキンケアアイテム、衣服の染料や素材によるかぶれで発症することもあるので、自己判断は禁物です。
また、衣類による摩擦も皮膚炎を悪化させる原因になるので、下着だけでも肌にストレスや負担をかけにくいコットン素材などを身につけるようにするのも有効です。

皮膚炎を発症した場合、生活習慣で気をつけながら、処方された薬を塗りながら症状の改善をしていきます。皮膚科で処方された薬は、その症状や原因に合ったものを医師が専門的に判断したもの。ですから、以前にもらった薬が残っているからといって、それを塗り続けた結果、悪化させてしまうケースがあります。
また、皮膚の薬は、内服薬に比べて効果が出やすく、使用し始めて5日以上経過しても、かゆみなどが収まらない場合、薬が合っていない可能性も考えられます。そういうときは再度受診するか、別の医師に診てもらうようにしましょう。

最後に、皮膚炎になったからといって、「治らない」と悲観しないでください。30代以降の女性はアレルギー性皮膚炎が発症しやすいのです。というのも、老化で自律神経の働きが乱れ、新陳代謝が落ちるとともに、腸内環境が悪化することがベースにあります。その結果、アレルギーを引き起こす「IgE抗体」と呼ばれる物質が血液中に増えてしまうのです。
ですから、発症していない人は「私には関係ない」と思わずに、部屋を清潔に保ち、栄養バランスのとれた食事、肌の保湿を心がけ、睡眠時間を1日5~6時間は確保するようにしてください。

この、「IgE抗体」を増やさないために腸内環境を整える発酵食品(納豆、ヨーグルト、味噌など)や、酵素をたっぷり含むメニュー(グリーンスムージー、大根おろし、生野菜など)を取り入れて、皮膚炎の予防を心がけてください。これを続けると、美容にもダイエットにも有効ですよ。

賢人のまとめ

30代以降は、アレルギー皮膚炎の要注意世代。皮膚科を受診し原因の特定を。その上で、「家を徹底的に掃除する」「カーテンや寝具を洗濯する」「ストレスの原因を分析し、軽減できるよう対策をする」「体を温めすぎない」などの対策をして!