ビューティー&ヘルス 気を付けて!夜更かしに梅雨のダブルパンチで「夏季うつ」症状が加速する

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。梅雨の時期が近づき、ジメジメとした季節に入ってきました。そうなると、気を付けてほしいのが、梅雨疲れからくる「夏季うつ」です。以前、「冬季うつ」という冬場に多いメンタル不調をご紹介して、冷えが及ぼす体やメンタルへの影響をお伝えしましたが、暑い時期でも梅雨という気圧の変化などがきっかけでメンタル不調に陥ってしまう人が多くいます。このコロナ禍も合わさり、より注意してもらいたいことを今回は説明していきます。

コロナ禍で生活リズムが乱れてしまった人は要注意!

「夏季うつ」とは、「冬季うつ(冬うつ)」と同じく、正しくは「季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい)」と言い、診断名のあるれっきとした病です。ある季節になると体がだるくなったり、気分が落ち込むなどの症状が出ることを指します。

梅雨時期になると気温も湿度も上昇し、環境的なストレスが次第に強くなってくることで体が疲れてしまい、その体の状態がメンタルにまで影響してくるものが「夏季うつ」とされます。

通常であれば、5月の大型連休後で仕事にまい進していく中で、仕事などでの小さなストレスが元の原因となりますが、このコロナ禍では更なる悪影響が出てしまっています。緊急事態宣言が解除になり出勤することになった方は、数か月晒されていなかった暑さなどの環境的ストレスをより感じやすい状況になっているのです。

また、そのままリモートでの仕事を続けている方も、昼夜が逆転までといはいかないものの、深い時間まで起きていて、生活リズムが乱れていることでより環境の変化に対応できなくなっています。通勤時よりもどうしても体を動かせていないので、眠りが浅くなってしまっていることも要因です。

梅雨による日照時間、気圧の変化が影響を及ぼす

季節性のうつは、日照問題が関係していて、季節の移り変わりなどの環境の変化(環境的ストレス)に弱い人がなりやすいのが特徴です。

「夏季うつ」の原因となる環境的ストレスは下記のようなものになります。

・雨などで日照時間が短くなることによって、生活のリズムが乱れてくる
・気圧の変化によって、頭痛やめまいなどの症状が起こる、また悪化する
・湿度の上昇に伴い、不快指数が上昇する
・クーラーなどを使うことにより体が冷える時間が増える。また、外と室内の気温差によるストレスが体にかかる

これらは生活リズムに影響を及ぼし、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経が乱れてしまうと、

・胃腸の調子の悪化で食事量が変化する
・夜眠れなくなるなど、睡眠がしっかりとれなくなる。また、そのことによって体がだるくなり、朝起きられない
・睡眠が足りないことでボーっとする日々が増え、何事に対しても気力がわかない

などのうつ症状が出てきてしまいます。

自律神経の乱れが及ぼすうつ症状は以前ご紹介した、「メンタル不調の原因にもなる、女性の大敵「冷え」にご用心!」にてご確認ください。

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