ビューティー&ヘルス 心配で夜も眠れない……。日常生活に支障をきたす不安や恐怖心は「不安障害」かも?

漠然とした不安は紙に書くことで整理できる

先ほどお話させていただいたように、不安障害になってしまう人にはさまざま不安要素があり、その不安は移行していく場合もあります。そんな時は、その不安を一つひとつほどいていく行為が必要です。何が不安なのか、を解明していくのです。そのために、不安に思っていることを、一度紙に書き出してみてください。可視化することで客観的に不安要素を確認することができ、解決策が思い浮かんだり、漠然としたものが消えていく効果が期待できます。

このコロナ禍での不安要素がいくつもあるなら、それをすべて書き出してください。不安要素の入れ替わりがあったという人は、以前不安だったものがなくなった=乗り越えられたということ。それを目で見て確認するのです。

コロナに関係なく、いつも不安なことを考え込んでしまうという人は、今までの人生をグラフ化してみましょう。真ん中を0にして、上のプラス部分にはいいことを、マイナス部分に悪いことを書き込みます。過去の出来事がすべて一定の人はおそらくいないので、下がったり上がったりを繰り返していると思います。視覚化することで、つらい経験も乗り越えられたという事実を確認することができ、不安要素を整理することができます。また、未来にしたいことなどをグラフに付け加えれば、目を未来に向けること、目標を作ることも可能です。

以上のことを試しても、不安要素ばかり気になってしまい日常生活もままならない人は、一度医師に相談してみてください。我慢する必要はありません。不安は誰しもが抱くもの。それが少し過剰に出てしまっているだけだというのを忘れないでください。

谷から上昇した時に何があったかを
再度思い出してみましょう。

賢人のまとめ

不安は誰でもあるもの。漠然とした不安が続き、日常生活もままならない場合は病です。一度、不安要素を整理してみましょう。

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賢人プロフィール

心理カウンセリングの賢人水口明子

メンタルケアオフィス「ハビットマインドKOKOLO」代表。公認心理師(国家資格)、精神保健福祉士(国家資格)、全心連公認 プロフェッショナル心理カウンセラー、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種などの資格を持つ。メンタルクリニックにて、インテーク面接や、訪問看護を担当後、うつ病に特化した、就労移行支援事業所の管理者としてプログラム講師、利用者へのカウンセリングを実施。また、浦和にあるカウンセリング研究所にて講師として、メンタルヘルス、アサーション、プレゼンテーションスキルアップなど50以上のプログラムを作成し、人材育成も行なっている。