ビューティー&ヘルス 恋愛依存は“恋愛する自分が好き”ではなく“恋愛していない自分が嫌い”から始まる

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。堅実女子の皆さまは「恋愛依存(症)」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。恋愛依存症は正式な病名ではありません。しかし、「依存症」という精神疾患の中の1つに関連したものとなり、依存度が高くなると精神面や身体面に影響を及ぼしてしまいます。今回は恋愛の関係に対する依存「恋愛依存症」について解説します。

人間“関係”への依存であり、対象は変わることも多い

「恋愛依存症」は人間関係に対する依存となり、自分よりも恋愛相手を優先してしまう行動を起こしてしまうというものです。

以前「アルコール依存」、「共依存」などの中でご紹介しましたが、依存症は大きく3つのタイプに分かれています。

・物質に対する依存症(アルコール依存タバコ依存薬物依存など)
・行為に対する依存症(買い物依存、ギャンブル依存、セックス依存、 ネット依存など)
・人間関係に対する依存症(恋愛依存、親子の依存など)

恋愛依存はセックス依存と同様に考えられることもありますが、セックス依存は行為への依存であり別物となります。また、恋愛依存は人間関係に対する依存であり、特定の人物ということもありますが、恋愛関係という関係性に依存していることも多く、尽くす対象が頻繁に変わる場合もあります

どの依存にも脳内物質のドーパミンが関わっていると考えられています。ドーパミンは脳内の「神経伝達物質」と呼ばれるものの一つであり、快楽物質といわれていて高揚感を与えてくれるものとなります。恋愛依存ではその対象の人(恋人や好きな人など)と何かを共にすることに対して高揚感があり、その高揚感をずっと感じていたいと思いその人から離れることができなくなってしまうのです。

さらに、恋愛依存では、アルコール依存などと違い、どのタイミングで高揚感が与えられているのかは人それぞれとなります。その対象の相手と一緒に過ごすときでもあれば、その人に喜んでもらうという行為や、必要とされているという相手の行動によって高揚感が得られる場合もあります。それらには過去の成育歴や恋愛が関わっていることが考えられます。

恋愛に熱中することは決して悪いことではありませんが、それが日常生活に支障を及ぼすレベルになれば依存となります。翌日に朝早い仕事があったとしても夜中に彼から呼び出されたら行ってしまうなど日常よりも相手を優先してしまう人は一度次ページの質問に答えてみてください。

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