ビューティー&ヘルス 春は環境の変化からメンタルが乱れがちに。見逃してはいけないストレスサインとは

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。4月を迎えて10日ほどが経ちました。4月は新社会人、人事異動や昇進など、大きな環境の変化を迎える方が多い一方で、メンタル不調を起こす方も多くいます。また、環境の変化によって些細な体調の変化、メンタルの不調に自分自身で気づきにくくなってしいて、うつ症状などのメンタル疾患を抱えてしまう方もいます。今回は、心身の不調のサインや、簡単にできるリラックス方法をお伝えします。

外的変化が自律神経に負担を与えている

冒頭で4月はメンタル不調を起こす方が多いことに触れましたが、まずはその理由からお伝えします。

4月、厳密に言うと3月から4月にかけての「木の芽時(このめどき)」は大きな変化が1年で一番多い時期となります。

まずは生活環境の変化です。日本では4月からの1年を年度として区切っており、学校はもちろん、新社会人や人事異動などの変化が起こる時期です。自分自身が移動しないにしても、同僚の移動、新入社員が入ってくるなどの変化も含まれます。また、新しい仕事が始まるなどの変化も同様です。

そして、次に気候の変化が挙げられます。寒い冬から温かい日への変化であり、春は「陽気」などの言葉があるように気分が上がることはあっても沈むことはないと思う方もいるかもれませんが、気温が朝晩で10度以上も変化が起こることや、温かい日が続くと思ったら急に寒い日があったりと、気圧が不安定になり雨が降る日も多くなります

環境、気温、気圧の変化などが起こると、人間は自律神経で変化に馴染もうとします。自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は昼間の活動時に優位になり、副交感神経はリラックスしているときに優位になります。自律神経は意識してコントロールできるものではないので、環境の変化やストレスのかかる状態が続くと、自律神経が対応しきれなくなり、心身に病的症状が発生してしまうのです。

見逃してはいけない心身のストレスサイン

自律神経が乱れてしまうと、副交感神経がうまく活動せずに眠れなくなる、眠れなくなると朝に交感神経が働かずにうまく起きられなくなる、朝時間がなくて朝食を抜いてしまう、朝食を抜いたことで日中に活動的になれず仕事に対する意欲が失われてミスが増える……など悪循環に陥ります。

悪循環が続くとうつ症状などを発症する方もいます。そうならないためにも自身の些細な変化、心身のサインに気づく必要があります。

心身のサインとは下記のようなものです。

・寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるといった睡眠障害
・体がだるい
・胃の調子が悪く、食欲が落ちる
・腹痛や下痢、便秘などの症状が出てくる
・気分が落ち込む
・やる気が起こらない
・仕事で些細なミスが続く
・いつもはやり過ごせることでイライラしたり不安になったりと感情が不安定になる

1つでも当てはまる方は次にご紹介するリラックス方法を取り入れてみてください。

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