ビューティー&ヘルス 「5月病(6月病)」はなぜ起こる?ストレスの3つの反応を見逃さないで

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。ゴールデンウィークからしばらく経ちました。この時期にメンタルヘルスでよく聞くのが「5月病」です。5月病は新しい生活や環境に適応しようとしてストレスを蓄積し、ゴールデンウィーク中にストレス反応が一気に噴き出してしまうことで起こると言われています。また、その疲弊期間が長期化することで最近は「6月病」とも言われており、うつ病などを発症するきっかけにもなってしまいます。今回は「5月病(6月病)」についてお話させていただきます。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/beauty_health/habitmind/

人は外的環境の変化に無理に合わせてしまうことでストレスをためる

「5月病(6月病)」は今までの生活リズムが自分の意志だけではなく、外的な環境の大きな変化によって変えられてしまい、そのストレスによって起こります。変化に対応、順応しようと無意識に頑張ってしまっているのです。その無理がゴールデンウィークなどの大型連休をきっかけにきかなくなり、心身にさまざまな変化を及ぼします。

今年は(昨年も同様ですが…)新型コロナの影響に伴う職場環境の変化というストレスも伴っています。新生活という新しい環境へのストレスだけでなく、ずっと外的な新型コロナというストレスに晒されている状態です。さらに、最近では変異株の拡大、ワクチンの普及の遅延もストレスが増すことにつながっています。

そのような中で、テレワークを推進している会社はテレワーク、在宅勤務など、これまでの経験則を基にしたマニュアルには記されていない働き方も要求されています。さまざまな環境の変化よるストレスは例年以上のものがあるでしょう。

無理をして対応している状態、つまり人がストレスを感じると身体面、次に心理面、そして最後に行動面という流れで3つの反応が表れてきます。

まず初めに身体的な症状である、頭痛やめまい、胃痛や下痢などが表れます。この症状がストレスからきているということをわからない方がほとんどでしょう。

身体的な症状が続くと、次に心理的症状である不安やイライラ、怒りや悲しみなどの感情が表われてきます。そして、ストレスに晒されている状態が続くと無気力になったり、抑うつ状態に陥ります。

最後には集中力が低下したり、意欲の減退や不眠、飲酒や喫煙量が増えるひきこもりがちになってしまうなどの行動面に表れる方が出てきます。

この3つの症状、状態が出た場合には悪化させないための対処が必要です。

さまざまな外的環境の変化というストレスが蓄積されている。
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