ビューティー&ヘルス 「5月病(6月病)」はなぜ起こる?ストレスの3つの反応を見逃さないで

自分のためにできることを続ける

まず大切なのは、自分でコントロールできる生活リズムを整えることです。生活リズムの乱れはメンタル不調に直結します。睡眠、食事、適度な運動の3つだけはいつも通りに行うように心がけてください。特に食事、運動はリモートワークで乱れがちになってしまう方も多いですが、食事はいつもと決まった時間にとるように心がけてください。運動は家の近所を20分散歩するなど無理のないもので構いませんので毎日継続して続けてください。

次に、孤立しないことが大切です。一人暮らしの方のリモートワークではどうしても孤立しやすい傾向があります。出社時には対面することで挨拶や簡単なコミュニケーションなどが生まれやすいですが、リモートワークでは対面するからこそ交わされていた会話が一切なくなってしまっています。自身の些細な変化はなかなか自分では気づきにくいこともあるので、会社だけではなく家族(遠方に暮らしていても)や友人などと連絡が取れる関係を作っておきましょう。

親しい人がいない、または元々コミュニケーションが苦手だという方は、ご自身の日々の出来事とその出来事によって生まれた感情をノートに書くようにしてください。例えば、「新しい仕事を頼まれた。メールで伝えられただけで何の説明もなくてイライラした」などです。負の言葉でもなんでも構いません。誰に見せるわけでもないので、きちんとした言葉で書く必要もありません。出来事と感情を言語化することで、自分に起こったことを客観視することができます。自分の思っていることの整理することにもなり、自分の変化にも気づきやすくなります。心理的、行動的、身体的反応がある場合にはすぐに始めてみてください。

注意していただきたいのは、ここで紹介したのはストレスに対して無理をして合わせられる状態の場合の対処法です。どうしても不安な状態、無気力な状態が続く場合は、病院に行くという選択をしてください。

賢人のまとめ

「5月病(6月病)」は今までの生活リズムが自分の意志だけではなく、外的な環境の大きな変化によって変えられてしまい、そのことに無理をして対応、順応しようとして起こります。まずは自分でコントロールできる生活リズムを整えること、自分の変化に気づく方法を生活に取り入れてみてください。

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賢人プロフィール

心理カウンセリングの賢人水口明子

メンタルケアオフィス「ハビットマインドKOKOLO」代表。公認心理師(国家資格)、精神保健福祉士(国家資格)、全心連公認 プロフェッショナル心理カウンセラー、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種などの資格を持つ。メンタルクリニックにて、インテーク面接や、訪問看護を担当後、うつ病に特化した、就労移行支援事業所の管理者としてプログラム講師、利用者へのカウンセリングを実施。また、浦和にあるカウンセリング研究所にて講師として、メンタルヘルス、アサーション、プレゼンテーションスキルアップなど50以上のプログラムを作成し、人材育成も行なっている。