ビューティー&ヘルス コロナ禍での飲酒習慣は要注意!アルコール依存は「飲みたい」精神面の依存から始まります

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。最近、周囲からアルコール量が増えてきたという相談をよく受けるようになり、実際にアルコール依存を危惧するようなテレビの特集や記事を見かけるようになってきました。

昨年のコロナ禍に入ったばかりの頃はオンライン飲み会などが流行っていたようですが、今は落ち着いてきた様子があります。ではなぜ今になってアルコール依存への警告が増えてきているのでしょうか。今回はコロナ禍2年目に突入したことで生まれた、新たなアルコール依存への危険性についてお話させていただきます。

コロナ禍から1年で、飲酒習慣だけが残った状態

2020年はまだまだ新型コロナの正体がわからず、未知なるものに対する不安の解消(一時忘れるため)や、そしてオンライン飲みの広がりもあり、それまでは家飲みをしなかった方でも自宅で飲酒の機会が生まれたことでしょう。

そして2021年でコロナ禍から1年以上経ち、新型コロナというウイルスについてはある程度の情報を得られるようになったものの、まだ終わりの見えない戦いは続いています。この1年の間に仕事の仕方、生活そのものがガラリと変わってしまった方もいて、ストレスにどんなに強い方でも通常よりも多くのストレスに晒されている状態です。

また、最初の頃にはこの機会におうち時間を満喫させようと前向きに取り組んでいた方も、コロナ疲れという言葉もあるように、新型コロナというストレスの元(ストレッサー)に身体が抵抗できなくなってしまっている方もいるでしょう。

そのストレスを対処するためにお酒で不安を解消しようとして、家飲みの習慣だけが残り、アルコール依存に至ってしまう可能性が出てきているようです。

ストレスを対処する行為は「コーピング」と呼び、ストレスとうまく付き合う方法なのでこの行為自体は問題ではありません。お酒というストレス発散方法でその不安を感じないようにしているということ。簡単に言うと、気晴らしという言葉が当てはまるでしょうか。

コロナ禍前であれば、気晴らしに旅行に出かけたり、ショッピングに出かけたりと、アルコールだけでなく他のもので解消できていたのに、今はそれが難しい状況です。他の手段がなくなってしまったことからも、アルコールにだけに頼ってしまうという状況ができてしまっているのです。

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