ビューティー&ヘルス 不眠はメンタル不調のサイン!? 長期間のテレワークが及ぼす、心へのダメージとは

テレワークでも会議などでは相手の表情を見ることができますが、画面上では相手の些細な表情を読み取ることは対面よりも難しく、それを読み込もうとし続けることで、逆に疲れてしまう場合もあります。

コミュニケーションが希薄になってしまうと、他人から認めてもらいたいという承認欲求が満たされる機会が減り、その結果、孤独感を強めてしまいます。承認欲求は満たされないことで、無力感や劣等感に襲われる可能性もあります

今は親しい関係の人とも一定の距離を取ることが推奨されていてその期間も1年以上に及んでいる状況です。ずっとこのままかもしれないという不安から悪い方向に物事を考えてしまい、それがメンタル不調の原因になり得ます。

1年前は休息の場所だった家が今は職場に。

切り替えとコミュニケーションへの意識を持つ

まずは、テレワークで不眠などの体調不良が起こっている方は、オンオフの切り替えを意識して行いましょう。効率的な方法としては、通勤時にしていたように服装を変えることです。また、仕事をするスペースを別に設けるのも有効です。一人暮らしの方は難しいかもしれませんが、可動式のデスクなどを移動させてこのスペース内の場合は仕事をするなど、自分で仕事する場だと認識できるものがあればその広さは関係ありません。

仕事の時間を自分で意識的に区切り、そのサイクルを繰り返してみてください。同じリズムを繰り返すことで自律神経の乱れを整えることができます。

コミュニケーションの問題は、待つのではなく自分から積極的に取っていく意識を持ってください。有効なのは、メールやチャットなどで業務連絡だけではなく、少し私用の内容を挟むことです。これは出社時には自然に行われていたコミュニケーションです。出勤時に同僚が見慣れないものを身に着けていたなら、言葉を交わす関係であればそのことについて質問したりして自然にコミュニケーションを取っていたと思います。そのコミュニケーションをメールなどで行うのです。内容は些細なもので構いません。例えば、「新型コロナにはお互い気をつけていきましょうね!」「コロナ禍が明けたらランチ行きましょうね!」などでいいのです。そうすることで相手からの新たなコミュニケーションも生まれます。

コミュニケーションは双方からの関係で成立します。また、承認欲求も相手との関係によって満たされます

思い当たる悩みがないのに不眠などの身体症状が出ている場合は、それがメンタル不調が始まっているサインです。ぜひ上記の内容を取り組んでみてください。

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賢人のまとめ

テレワークがメンタル不調につながる原因は、オンオフの切り替えができないことによって起こる自律神経の乱れと、コミュニケーション不足による孤独感が考えられます。テレワークに順応していると思っている方でも不眠などの症状がある場合は、メンタル不調を疑ってください。

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賢人プロフィール

心理カウンセリングの賢人水口明子

メンタルケアオフィス「ハビットマインドKOKOLO」代表。公認心理師(国家資格)、精神保健福祉士(国家資格)、全心連公認 プロフェッショナル心理カウンセラー、メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種などの資格を持つ。メンタルクリニックにて、インテーク面接や、訪問看護を担当後、うつ病に特化した、就労移行支援事業所の管理者としてプログラム講師、利用者へのカウンセリングを実施。また、浦和にあるカウンセリング研究所にて講師として、メンタルヘルス、アサーション、プレゼンテーションスキルアップなど50以上のプログラムを作成し、人材育成も行なっている。