ビューティー&ヘルス 寒くなると、気分が落ち込む、太る、寝すぎる…その症状もしかしたら「冬季うつ」かもしれません

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。10月の後半より急に寒くなってきました。こんなときに注意したいのが、「冬季うつ(季節性情動障害)」です。冬季うつは1月から2月あたりが最も症状が出やすい時期になりますが、10月から少しずつ症状が出てくる方もいます。今回は冬季うつにならないために、今からできる予防法をお伝えします。

「冬季うつ」には、過食、過眠、食欲増加傾向がある

「冬季うつ」の正式名称は「季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい)」と言い、れっきとした病です。

「季節性情動障害」は決して冬しか症状が出ないわけではなく、「夏季うつ」と言われるものもこれに該当します。

主な症状はうつなどと同じ下記のようなものです。

・気分が落ち込む(特に午前中)
・気力や集中力が落ちる
・イライラや不安感がひどくなる
・倦怠感が強くなる
・物事を楽しめなくなる
・人と会いたくない
・性欲が落ちる

その一方、食欲、睡眠、体重などではうつと違った症状が出る場合があります。

食欲 うつ→低下傾向 冬季うつ→過食傾向
睡眠 うつ→不眠傾向 冬季うつ→過眠傾向
体重 うつ→減少傾向 冬季うつ→増加傾向

上記のような症状が2年以上続けて秋から冬に出て、暖かくなる春先には軽快するというのが冬季うつの特徴です。

冬季うつの発症には、冬場の日照時間の減少が関連していると考えられています。日照時間が減ることで脳内の精神を安定させる働きをしてくれるセロトニンの分泌が減ってしまい、心のバランスが崩れてしまっている可能性があります。また、睡眠をつかさどるメラトニンの分泌もアンバランスになったりすることも原因の1つと考えられています。

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