ビューティー&ヘルス いつも苦労なくこなせることがあなたの強みかも!自己肯定感を高める方法を心理師がレクチャー

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。前回、世の中に言葉だけが広がっていっている「自己肯定感」について、その意味と褒めとの関係についてご説明しました(前回の記事はこちら)。今回は「自己肯定感」の低い方と高い方の認知の違い、そして「自己肯定感」を高める方法をお伝えします。

自己肯定感の高い人と低い人の認知の違い

「自己肯定感」は“自己(自分)を肯定する感覚”のことで、自己肯定感と「自己効力感」は深く関係しています。

前回の重複となりますが、「自己効力感」とは自分が取り組むことに対する“できる”という感覚のことを言います。これには過去の成功体験が関係していて、過去にできたものがあるから次もできるはずという自信を持っていきます。そして、それが例え失敗する結果になったとしても、それを一度の失敗と捉え、自分の自信や価値は揺るぎません。これが「自己肯定感」が高い人の特徴です。

自己肯定感が低いと、人は失敗してしまったこと=自分の価値を下げたという思考に陥ります。そして、一度の失敗を引きずり、成功するというイメージさえできなくなっていきます。その期間が長くなればなるほど、できるという感覚を見失い、自分の成功を信じられなくなっていきます。

自己肯定感の高い人と低い人の違いを簡単にまとめると下記の通りです。

高い人→自分の強みを理解している。失敗が自分の価値には結びつかない
低い人→自分の強みを理解していない。自分の欠点ばかりに目がいき、失敗が自分の価値までも下げてしまう

高い人は、前回と同じく跳び箱で例えると以前7段を飛べた成功体験があったのに、大人になって5段が飛べなかった。しかし、自分の強みを理解していることで“今回の跳び箱だけ”失敗したという認識になり、自己否定にはなりません。

一方の低い人は、一度5段に失敗したことでもう自分は跳び箱が飛べなくなってしまったんだと思い込みます。そして飛ぶことを諦めてしまい、自分は跳び箱がもう飛べなくなってしまったんだと認識します。自分の強みがあったとしても本人はそれを認識していないので、思い浮かぶことはありません。

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