ビューティー&ヘルス 多くのものを抱える完璧主義。“やらなければいけないもの”を手放す方法

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。皆さんは、完璧主義と言う言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。完璧主義の人はすべてをきちんとこなす人というイメージが多いようですが、そんな外からのイメージに反して、ご本人は様々なものを抱えすぎ、日々の生活に息苦しさを感じている可能性があります。今回は自分のことを完璧主義だと認識している人に向けて、やらなければいけないものを手放す方法をお伝えします。

理想と夢は違う

まずは、完璧主義の人の思考についてご説明します。

完璧主義の人を言い換えると、理想の高い人ということになります。理想は個々によって異なり、仕事で飛躍したいと思う人もいれば、家庭関係やお金など様々なものがあり、理想は多くの人が抱くもので、それ自体は決して悪いことではありません。

しかし、完璧主義の人の中で辛さを抱えてしまっている人の多くは、自身の現状とその理想があまりにかけ離れていることで、その理想に向かって“やらなければいけないもの”を多く抱えてしまっています。また、今の自分にできることなのかの把握もできていません。自分のできるもの以上のものを抱えている故に、できないことが増えていき、それによってできない自分を責めてしまうという辛さが発生してしまっている状態です。

次に、夢と理想の違いをお伝えします。夢とは現実と乖離していても問題ない、なりたい自分のイメージです。例えば小さい頃に将来なりたいものとして歌手やスポーツ選手をイメージした人も、どうやってなろうとは考えなかったと思います。

一方の理想は、今の自分と照らし合わせてスモールステップでなりたいものへの道を描けるものです。例えば、今の年収よりもプラス100万円を目指したいと思うなら、その仕事に有利になる資格を目指してみることや、キャリアを積んで転職するなど具体的な理想への道をイメージしていきます。

完璧主義の人は理想が高いとご説明しましたが、その理想が夢に近いものになってしまっている可能性があります。具体的な道順が描けていないままに進んでしまい、できないことが増えてしまっているのです。

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