ビューティー&ヘルス 【その薬、本当に必要?】女性に多い手湿疹、市販の薬で対策できますか?

また、もしかしたら、かゆみの原因は単なる乾燥や手荒れではない可能性もあります。たとえば、夏場に多い手足口病というウイルス性の炎症かもしれません。その場合はかゆみ止めを塗っても治りません。

手が赤く腫れる、浮腫ができる、強いかゆみなどの症状が出た場合は、市販薬だけに頼らず、受診しましょう。

「ワセリンで保湿」が冬のスキンケアの基本

一般のかゆみ止めには、かゆみ止め成分の他に、保湿成分や血行促進に効く成分が配合されているものが多いです。

手に限らず、肌荒れ対策の基本は保湿です。そしてもっとも基本的な保湿剤は「ワセリン」です。ワセリンより精製度の高いのが「プロペト」です。

たとえばお風呂上がり、少し時間が経つとスネがかゆくなったりしますよね。でも、お風呂から上がってすぐワセリンを塗れば、かゆくなりません。繰り返しますが、冬のかゆみの要因は乾燥なのですから。

かぜ予防のために手洗いの回数が増える季節ですが、ここは面倒がらずに洗ったら保湿、洗ったら保湿を徹底しましょう。

手を洗ったら保湿。かゆみが出たらガマンせずにかゆみ止めを。

賢人のまとめ

体調の変化や疲れに加え、洗剤の刺激、乾燥も手荒れや手湿疹の原因。一般のかゆみ止めで対処できますが、強いかゆみや浮腫などの症状が続くなら受診しましょう。ステロイド剤を使う場合、市販薬より処方してもらうほうが安心です。

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賢人プロフィール

薬の賢人宇多川久美子

薬剤師、栄養学博士。(一社)国際感食協会理事長。明治薬科大学を卒業後、薬剤師として総合病院に勤務。46歳のときデューク更家の弟子に入り、ウォーキングをマスター。今は、オリジナルの「ハッピーウォーク」の主宰、栄養学と運動生理学の知識を取り入れた五感で食べる「感食」、オリジナルエクササイズ「ベジタサイズ」などを通じて薬に頼らない生き方を提案中。「食を断つことが最大の治療」と考え、ファスティング断食合宿も定期開催。著書に『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版)『それでも「コレステロール薬」を飲みますか?』(河出書房新社)など。LINEお友達限定で、絶対に知っておきたい薬のリスク情報配信中。