ビューティー&ヘルス 免疫力を下げないために!かぜ流行時に薬剤師が必ずしていること

先述したように、強酸性の胃液はバイ菌、ウイルスをやっつける、あるいは弱らせる力があると考えられます。胃薬は、種類によりますが、胃液の分泌を抑制したり、酸性度を弱める働きをします。胃がキリキリ痛むというときは胃酸が出過ぎていたり、酸性が強過ぎたりするので、それを抑える胃薬を飲みます。結果として胃液の酸度は弱くなります。

ここで私が強調したいのは、胃薬を飲んではいけないということより、胃薬が必要になるような状況をつくらないようにするということです。たとえば、食べ過ぎ、飲み過ぎ。最近は減っていると思いますが、飲み会での暴飲暴食などはいちばん控えたい行動です。胃を疲れさせないこと、胃を守ることが、外敵から自身の体を守ることにつながるのです。

食べ過ぎ飲み過ぎに気をつける。つまりはふだんの食生活に気をつけることが胃を守ることになり、免疫力を下げない生活につながります。

また、ストレスがたまると胃痛が出る人は少なくありません。胃はとてもデリケートな臓器なのです。胃に元気に動いてもらうためには、ストレスをためこまないことも大事です。ストレスとのつきあい方としてお酒に頼る人、焼き肉をガンガン食べるなどの発散法もあるかと思いますが、この機会にひとつ、お酒や食べ物に頼らないストレス発散法を探してみませんか?

人に会ったあとは水を飲む。喉にくっついたものを胃に流し込む意識で。

賢人のまとめ

薬剤師時代はかぜやインフルエンザの予防策として、人に会ったら水を飲むことを習慣にしていました。強酸性の胃液は強力な防御になります。ですから胃薬(制酸剤)のお世話にならない生活が望まれます。暴飲暴食を控えるのをはじめ、この機会に、なるべく心身にストレスがたまらない生活習慣を身につけましょう。

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賢人プロフィール

薬の賢人宇多川久美子

薬剤師、栄養学博士。(一社)国際感食協会理事長。明治薬科大学を卒業後、薬剤師として総合病院に勤務。46歳のときデューク更家の弟子に入り、ウォーキングをマスター。今は、オリジナルの「ハッピーウォーク」の主宰、栄養学と運動生理学の知識を取り入れた五感で食べる「感食」、オリジナルエクササイズ「ベジタサイズ」などを通じて薬に頼らない生き方を提案中。「食を断つことが最大の治療」と考え、ファスティング断食合宿も定期開催。著書に『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版)『それでも「コレステロール薬」を飲みますか?』(河出書房新社)など。LINEお友達限定で、絶対に知っておきたい薬のリスク情報配信中。

 

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