毎月おそってくる生理痛。ゆううつですよね。できることならそんな日は、仕事を休んで安静にしているのが一番いいのですが、そういうわけにもいかないという方も多いでしょう。そこで鎮痛剤の出番となるわけですね。
生理痛対策は身体を温めること
生理痛の原因は、生理中に分泌されるプロスタグランジンという物質の過剰分泌です。プロスタグランジンは頭痛の記事にも登場しましたね。痛みの直接の原因になる物質です。また身体の冷え、ストレスも原因です。
身体の冷えが生理痛を引き起こすわけを説明します。冷えは身体の血流を悪くします。するとプロスタグランジンが骨盤内に滞留しやすくなり、そこで痛みを発生するのです。また、ストレスは自律神経のバランスをくずし、それもまた血行不良につながります。
そのため、冷え性の女性は生理痛になりやすいと言えます。はい、そこで。痛み止めの薬を買う前に、見直していただきたいことがあります。あなたはキャミソールや首元が大きく開いている服や、おヘソの出そうな服を愛用していませんか?冬でも生足で歩いていませんか?皮膚の露出が多ければ、当然その分、身体は冷えやすくなります。夏でもオフィスや電車の中は、エアコンがきいています。足元が冷えるという女性も多いでしょう。
身体を冷やさない。冷たいドリンクを飲み過ぎない。生理痛に悩む方はぜひ身体を温める努力をしてください。今ある生理痛にはお腹を温め、子宮まわりを温めることも、ダイレクトな対症療法にはなります。しかしそれだけでは冷え性は解消しません。ふだんの冷え性が解消しなければ、生理痛も解消しないでしょう。冷えは万病の元なのです。鎮痛剤を飲むと、いっとき痛みは消えてラクになりますが、血行不良は治りません。