ビューティー&ヘルス 【その薬、本当に必要?】冬になりやすい膀胱炎。市販の薬で治りますか?

膀胱炎にかかるのは、男性より女性のほうが圧倒的に多いです。それも、寒い時期になる人が多いんですね。なぜでしょうか?

殺菌には抗生剤が効く

ひとことで膀胱炎と言っても、その病状は「単純性」「複雑性」「間質性」「真菌性」などあります。ここでは「単純性膀胱炎」の場合を取り上げます。尿道の機能性や形状には問題がない膀胱炎です。

膀胱炎とは、細菌に感染し、膀胱内で細菌が繁殖することによって起こる炎症のことです。感染する細菌の多くは大腸菌です。肛門から尿道に大腸菌が侵入し、膀胱に達して繁殖するわけです。

なぜ女性のほうがなりやすいのでしょうか?一番の理由は、女性のほうが尿道が短いうえ、肛門と尿道の間が短いから。菌が尿道に入りやすいわけです。さらに、トイレをガマンしすぎたり、月経中は菌が入りやすい環境になることも要因です。

ただし、ふつうは大腸菌が入ってきたぐらいでは膀胱炎になりません。膀胱炎になるということは、体力が落ちている、つまりは免疫力が下がっていることを意味します。冬にかかりやすくなるのは、かぜで体力が落ちている時期が長かったり、寒さで血流が悪くなるため、全体に免疫力が低めであったりすることが考えられます。

膀胱炎の市販薬はなぜ漢方なのか?

症状はまず頻尿や残尿感。通勤電車に乗っている最中にトイレに行きたくなる、会議の間に行きたくなる。さっき行ったばかりなのに!というのが本当に困りますよね。排尿痛もあります。また尿の色が濁っていたり、においがきつくなったり、血尿が出ることもあります。

こうした症状が出たら、病院で診察を受けるのがいちばんです。膀胱炎に処方される薬は抗生剤です。原因が細菌なので抗生物質が効きます。処方された抗生物質を飲み切るころには、症状が改善するはずです。

しかし、中には病院に行っている時間がない!という人もいらっしゃるでしょう。また抗生剤は飲みたくないという人もいらっしゃるでしょう。では市販薬は効くのでしょうか。

膀胱炎の市販薬で知られる「ボーコレン」の有効成分はゴリンサンという漢方薬です。このほか「ジンセンサン」「チョレイトウ」など、膀胱炎の市販薬は漢方が多いですね。

ゴリンサンはオウゴン、ブクリョウ、タクシャ、シャゼンシ、シャクヤクなど11種の生薬による漢方です。オウゴンには炎症を鎮める作用、ブクリョウやタクシャには利尿作用、シャクヤクには鎮痛の作用があります。膀胱炎の場合、排尿によって悪い菌をどんどん排出しなくてはなりません。そのため利尿作用のある漢方が配合されています。

抗生剤ほどスピーディーな効果は出ないと思いますが、試してみるのもいいでしょう。しかし飲んでも症状が改善しないのであれば、やはり病院に行ったほうがいいですよ。ゴリンサンは漢方薬ですが、何か月も飲みつづけていいものではありません

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