不妊カウンセラーの笛吹和代さんの妊活診断。そろそろの人も、まだまだ先の人も、不妊治療を視野に入れている人も、妊娠適齢期っていくつまでかご存知ですか?35歳?今なら40歳?知ってるようで知らない妊娠適齢期について、まとめておきます。
Q1 妊娠適齢期はいくつまで?
昔は35歳で高齢出産と言われたけれど、今は40代でも産める。35歳までに産めばいい。35歳を過ぎても不妊治療がある。大丈夫、大丈夫。……なんとなくそんなふうに思っていませんか?
もちろん、35歳を過ぎたからといって突然妊娠できなくなるわけでも出産できなくなるわけでもありません。ただ、ひとつ確かな事実があります……35歳までが適齢期なのではありません。
Q2 20代と30代の妊娠、何が違うの?
「35歳までに産めばいい」と考えていらっしゃる方の中には、「35歳までなら、いつ産んでも同じ」と思っていらっしゃる方がいますが、それはちょっと違います。いちばん明確なのは、卵子の数です。

卵子の数。生まれたときが一番多く、その後は減少の一途。
Q3 20代半ばが適齢期と言われても、20代で結婚できないのですが……。
たとえば大学を出て就職して2~3年、ようやく仕事を覚えるころです。そこで妊娠?むしろ、さあこれからって時期ですよね。20代半ばで妊娠・出産しようという発想は、今時のワーキングウーマンにはそもそもないに等しいのではないでしょうか。
だからこそ、自分の人生プラン、立ててみませんか? 自分がどういう人生を送りたいのか。絶対子どものいる人生なのか、子どものいない人生もアリなのか? 何がいちばんしたいのか。何をいちばん優先させたいのか?
もちろん相手のいる話ですので、プラン通りに進むとは限りませんが、少なくとも、ご自身の心構えはかなりスッキリするのではないでしょうか。
それを考えた上で、妊娠適齢期のことや不妊治療の可能性、そのリスクも知った上で、出産を先延ばしにするのはアリです。しかし、それを知らずになんとなく先延ばしにしていると……。