当事者が制度を作っていこう
もし、あなたの会社に不妊治療のための休職制度がない場合、そして、もしあなたにこの会社で働き続けたいという気持ちがあるのなら、あなたから「休職制度を作りましょう」と提案してはいかがでしょうか。
先日、ある女性の医師がtwitterで、「当事者が制度を作っていかなくてはいけない」とつぶやいているのを目にしました。私もそう思います。会社の上層部のおじさんたちに任せておいて制度が整うのはCSR意識の高い大企業までです。小さな会社では、実際に働きながら妊活する女性が声を上げなければ、なかなか上は動かないでしょう。逆に言えば、小さな会社だからこそ、当事者の声が大きく響く可能性もあります。
実際、厚生労働省の調査でも、「要望がない為、必要ないと感じている」と回答している企業もあります。まずは自分たちの声を届けることが必要です。
とにかく大事なことは、不妊治療の大変さを自分の中だけにため込まないこと。職場のことは職場の人に相談しなければ解決しません。夫に話してもグチで終わってしまうかもしれません。ひとりでため込んで頑張れるのは、せいぜい初めの半年か1年です。社内に相談できる人を探しておきましょう。

不妊治療について。ひとりで抱え込まずに話せる人を探しましょう。