不妊症かもしれない……。その不安を感じるのは、どんなタイミングでしょうか。そしてその疑問が沸いたら、とりあえず何をするべき?不妊治療を始める前に夫婦で話し合っておくべきことは?初めてのことばかりなのに、身近なところに相談できる人もいないという女性は少なくないでしょう。でも、ひとりで抱え込まないで!仕事と妊活の両立を応援する笛吹和代さんの妊活診断。「私、不妊症かもしれない……」と揺れる時期に関するアドバイスをまとめてみます。
Q1 不妊症を疑ったほうがいいタイミングとは?
そもそも「不妊症」って、どんなときにわかるものなのか……。不妊症を疑うとき、そしてクリニックへ検査しに行ったほうがいいと思われるタイミングのひとつは、「避妊していないのに1年経っても妊娠しない」です。パートナーがいて、「ちゃんとタイミングを合わせてセックスしているのに」1年経っても妊娠しないというもの。
→【働きながら妊活しましょ】もしかして不妊症? と思うタイミングとその対策
Q2 排卵予定日はどうすればわかりますか?
あまり知られていないことですが、排卵日を正確に「++日」と知ることは難しいです。いくら基礎体温を計って、生理周期から計算しても、排卵日をピンポイントで知ることはできません。一番妊娠しやすいと言われているのは排卵日の2日前です。ですから、「排卵期間」という幅を持って考えなければなりません。
→【働きながら妊活しましょ】もしかして不妊症? と思うタイミングとその対策
Q3 市販の排卵日予測検査薬は有用ですか?
検査をする時間にもよって幅がありますが、基本的に、排卵日予測検査薬が陽性になるのは「排卵日の前日」です。妊娠しやすいタイミングについては、排卵日の2日前というのが一般的ですが、検査薬で2日前をキャッチするのはむずかしいでしょう。そのため、タイミング法でピンポイントでしか性交しないというカップルには、私はあまりおすすめしません。
→【働きながら妊活しましょ】排卵予測検査薬でいつ、何がわかるか?
Q4 「不妊症かも」と思ったら受けるべき検査は?
パートナーと避妊をせずに過ごして1年以上、妊娠しない場合、「もしかしたら不妊症?」ともやもやした時間を過ごすより、婦人科へ行って検査を受けることをおすすめします。
また、1年以上でなくても、生理不順ぎみの人や、クラミジア感染症にかかったことがある人、子宮内膜症になったことがある人は、早めに検査を受けたほうがいいと思います。
費用についてですが、基本的な血液検査、エコー検査の不妊検査には健康保険が適用されるクリニックがほとんどです。クリニックによって費用は異なります。目安として、血液検査7000円前後、エコー検査4000円前後、卵管造影は5000円~8000円ほどです。
→【働きながら妊活しましょ】もしかして不妊かも……? 早めに不妊検査を受けたほうがいい場合とは? 気になる費用は?