ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】避けて通れない「体外受精のやめどき」の考え方~その1~

妊活中の女性にとってもっとも悩ましい問題のひとつが「体外受精、いつ止める?」です。体外受精は一般的な不妊治療の最終段階と考えられます。1回の費用はざっと60万〜100万円以上。た、高い。しかし、まだ授からない……場合です。どこで決断したらいいのか。何が決め手になるのか。転院は有効なのか。さまざまな疑問、疑念が生じます。治療をストップするにしても、なるべくダメージを抑えたい。悩ましい体外受精のやめどきについて、認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんにアドバイスをうかがっていきます。

止めざるを得ない2つのケース

不妊治療は自由診療であり、ガイドラインのある疾病とは違って、どういう状態になったらどういう治療をするとか、どういう状態になったら治療終了というルールがありません。そのため治療方法、治療期間、そして治療を終える決定も、患者本人が決めていくことになります。選択の自由がある半面、自己責任になるということ。なかなかきびしいことでもあります。

特に体外受精を何度か行って授からない場合、年齢が30代後半にさしかかっている場合、経済的にも余裕がない場合、「体外受精をいつまで続けるのか」は差し迫った問題です。
(*ここでの体外受精は、顕微授精などの高度生殖医療すべてを含む意味合いで表現しています。)

やめどき問題を考えるにあたり、はじめに、体外受精を止めざるを得ない2つのケースについてお話しします。

1つは、資金が底を突いたとき。体外受精はクリニックにも地域にもよりますが、1回あたり60万〜100万円以上かかります。体外受精に踏み切るなら、少なくとも200万円程度の貯金が必要になります。その貯金が尽きれば、治療をやめざるを得ません。

2つめは卵子が採れなくなった場合です(これについて後日お話しします)どんな薬を使っても排卵しない、もしくは卵子が育たないとなれば体外受精はできません。

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