ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】避けて通れない「体外受精のやめどき」の考え方〜その2〜4回目の前にすべきこと

4回目の体外受精は同じ方法でやらない

同じ方法で体外受精を続けないことも重要です。体外受精は1回目の妊娠率が一番高く、その後は徐々に妊娠率が下がっていくというデータもあります。3回行なって妊娠しなかったら、4回目に同じことをしても成功しない可能性のほうが高くなります。

さまざまな治療方法や検査を提案してくれるクリニックならいいのですが、そうでないクリニックもあります。もちろんケースバイケースではありますが、2回目もしくは3回目がうまくいかなかった場合、これまで受けた検査内容を見直してください。先述の男性の不妊検査をはじめ、何か見逃している検査はありませんか?今は新しい検査方法がどんどん出てきています。新しい検査がすべて万能なわけではありませんが、受けていない検査があれば受けてみるのもひとつの手です。

この際、同じクリニックの同じ医師にかかっていても新たな検査法や治療法は出てきにくいので転院や、検査だけに別のクリニックへ通うことも選択肢に入れましょう。ネット情報や口コミをすべて信用するのは危険ですが、患者同士の口コミや関連サイトを見れば、どのような検査やどのような治療の進め方があるのか、わかることもあります。特に都市部では、そのような情報交換がネット上でも盛んに行なわれているので、参考程度に調べてみてもいいかもしれません。

転院して初めてわかることもあります。

私の知っているケースでは、体外受精6回目にして不妊の原因が「卵管水腫」だとわかった女性がいます。卵管が詰まっているかどうかは一般的な卵管検査でわかりますが、管に水がたまっているかどうかまではわかりません。その女性はいろいろと情報を集め、自分の症状、検査結果と照らして「卵管水腫」の可能性に気づき、それに詳しいドクターのいるクリニックを探して治療を受け、妊娠に成功しました。40代の女性です。レアケースかもしれませんが、とても参考になると思います。不妊治療は自分で情報収集し、自分で考え、自分でベターと思われる検査や治療法を考えていくことが絶対に必要だからです。

そのために必要であれば転院することや、セカンドオピニオンを求めて別のクリニックで検査を受けることも視野に入れておいてください。残念ながら不妊治療クリニックの技量は千差万別です。質の高い治療を提供しているクリニックもあれば、ただ同じことを繰り返すだけのクリニックもあります。なぜ患者当人がそこまで調べて考えなければならないのか……と思うこともありますが、今は患者が賢く選択するしか方法がないのが現状です。

体外受精にステップアップするなら男性不妊の検査も重要です。

賢人のまとめ

体外受精を3回してうまくいかなかった場合、4回目をする前に確認すべきことがあります。男性不妊の詳細な検査はしていますか?女性側も受けていない検査や見落としている検査はありませんか?同じクリニックで同じ方法で4回目を実施しても、成功しない可能性のほうが高いです。検査内容の確認、セカンドオピニオンを受けるかどうか、転院も含めて検討する必要があります。

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賢人プロフィール

妊活の賢人笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。著書に『あきらめない妊活〜キャリアと不妊治療を両立させる方法』がある。

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