ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】不妊クリニック通院中の30代後半女性が、今しておくべきこと

緊急事態宣言の解除が進みつつありますが、まだまだ予断を許さない状況であることは変わりません。クリニックの診療状態も、通常通りに戻るかどうかはわからず、不妊治療中の人にとっても気の抜けない日々が続きます。現在の不妊クリニックの状況と、焦りを感じる方へのアドバイスを、認定不妊カウンセラー笛吹和代さんにうかがいます。

不妊専門クリニックが診療を継続する理由

4月当初に日本生殖医学会から「不妊治療は延期できるものは延期してほしい」という声明が出され、診療が危ぶまれた不妊治療ですが、今のところ、危惧されたようなパニックは起きていないようです。

地域によって事情は異なると思いますが、都市部の不妊クリニックは最善の注意を払いながら診療を続けています。不妊クリニックにとっても診療の縮小、ましてや休診などは極力避けたいという経営力学が働きます。不妊だけを専門にしているクリニック(ほぼ個人の開業医)にしてみれば、診療を断ることは収入減に直結するわけですからら、できるかぎりは診療したいと思うものです。

その点、婦人科に不妊診療が併設された病院(たとえば市立病院などの総合病院や大学病院の婦人科)は、このあたりの事情が少々違います。不妊治療は産科の一部ということで、休診もしくは縮小しても、経営的には大きなダメージは受けないと考えられます。病院の規模が大きいだけに院内感染のリスクも大きくなりますし、不妊治療の優先順位が下がるという事情もあります。

その意味では、現在こうした婦人科や産婦人科の中で不妊治療を受けている方は、閉鎖されてしまうかもしれない場合に備え、近所に不妊専門のクリニックを1~2軒、当たっておくことをおすすめします。今は大丈夫でも第2波、第3波が来たときにどのような診療方針になるかはわからないからです。

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