ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】4人に1人は流産を経験?「不育症」を知っていますか?

ごく早い段階での流産を経験している女性は、決して少なくありません。表に出すものでもないので、目立たないだけです。実際、流産を繰り返す、いわゆる「不育症」の女性が増えていると言われています。認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんにうかがいました。

気づかない人も多い流産

不妊に関するさまざまなご相談を受けている中で、最近、「不育症」の方が増えているような印象を持っています。

厚生労働省によると、いわゆる不育症とは「妊娠はするけれど2回以上の流産・死産、もしくは生後1週間以内に死亡する早期新生児死亡によって児を得られない場合」と定義しています。

以前は「習慣流産」(流産を3回以上繰り返す)、あるいは「反復流産」(流産を2回以上繰り返す)と呼ばれていたものが、いわゆる「不育症」と呼ばれるようになりました。“いわゆる”というのは、不育症は病気の名前ではなく、複数の上記のような複数の病態を含むためです。すでに出産を経験して子どもがいても、流産や死産を2回以上、繰り返す場合は「不育症」と診断されます。なお、胎嚢(赤ちゃんが入っている袋のこと)が確認されない段階では化学流産と呼ばれますが、不育症の流産にはカウントされないことになっています。

(以上、厚労省、国立研究開発法人日本医療研究開発機構委託事業 不育症Q&Aを参照)

妊娠したのに胎児が育たない、妊娠が続かない。それが2回以上続けば「不育症」とみられるということです。

ごく初期段階の流産に気づく機会としては、自分で妊娠検査薬を使用している場合があります。妊娠検査薬は「妊娠」を示しているのに、その後間もなくして生理が来た場合、流産に気づくというわけです。ただし、ごく初期の流産は多くの場合は胎嚢が確認されない化学的流産になることがほとんです。

実際には、初期の段階の流産には気づかない女性も多いです。よほど早い段階からつわりがある場合や、妊活や不妊治療をしていて生理予定日から妊娠検査薬を使わない限り、妊娠に気づくのは妊娠5週目や6週目あたりになります。8週目ぐらいになってようやく気付くなんて人もいます。正確なデータはありませんが、4人に1人は何らかの形で流産を経験しているとも言われます。

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