ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】40歳を前に“決断できない”人にありがちなパターン

夫サイドの問題です。Aさん夫婦の不妊の原因には、精子の質も影響しているようでした。そこで転院するとなると、夫もあらためて不妊検査を受けることになります。Aさんの話しぶりから、夫がそれを嫌い、転院を渋っているらしいことがわかりました。

精子に問題がある夫が転院を渋るというケースは、それほどめずらしくありません。そして悩ましいです。相談してくるのはたいがいが妻で、夫に直接アドバイスすることができないからです。Aさんの決断できない背景には、夫の要因もあるなと思いました。

いずれにしても、Aさんの決断は遅きに逸した感は否めません。40歳になってから不妊治療を検討し始めるということ、体外受精にステップアップするまでに1年もかかっていること。これは40歳という年齢を考えると悠長過ぎます。

オンライン不妊相談でテレワーク中の夫が参加しやすく

今年はコロナの影響で、夫がテレワークしている家庭が増えました。私もオンラインで不妊相談を行なっているのですが、相談者は妻でも、途中から夫が参加するようなこともたびたびあります。やはり直接、顔を見てお話できると違います。夫婦ふたりにアドバイスできることで、問題解決の糸口も見つけやすくなると感じています。

決断ができずに悩んでいる女性が多いと思いますが、やはりパートナーとしっかり話し合うことがいちばん大事かなと思います。

お金の問題はもちろん大きいです。時節柄、10万円の定額給付金の使い途も考えましょう。たとえば夫婦で20万。さらに、もし御両家のご両親がお元気ならですが、お借りすれば合計60万になります。体外受精に最低かかる金額です。今できることを、勇気を持って実行してみませんか?

妊活に悩んだら、まずパートナーと話い合いを。

賢人のまとめ

今まで子どもについてあまり考えてこなかった夫婦が、妻40歳を前に急に焦り出すというのはあるあるパターンです。まず夫婦で本当に欲しいのかどうかを話し合い、本当に欲しいというなら不妊治療を始めましょう。早めに体外受精にステップアップされることをおすすめします。

1 2

賢人プロフィール

妊活の賢人笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。著書に『あきらめない妊活〜キャリアと不妊治療を両立させる方法』がある。