ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】メタボ予備群にご用心!サプリを探す前に「特定健診」の結果をちゃんと見て!

前回は、急にイクメンになりたいと言い出した男性へのアドバイスをお送りしました(前回の記事はこちら)。が、イクメンになろうとして、ちょっとズレた妊活を始める男性が少なくありません。認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんに聞きました。

男性にありがち。健診の結果を見ない「メタボ予備群」

私の不妊相談は、圧倒的に妻サイドから受けることが多いのですが、夫の精子の状態が不妊要因になっているパターンは少なくありません。ただ男性の場合、精索静脈瘤などの明らかな疾病を除いて、特別な不妊治療法がありません。実際、その時どきの健康状態や精神状態で左右される面も大きく、そのため、生活改善により改善する余地があります。

そこでよく医師から指導されるのは、栄養バランスの取れた食生活、適度な運動、十分な休息、禁煙、お酒の飲みすぎ注意などなど。こうした指導を受けても、一般論すぎて何から手をつけていいかわからないという人が多いと思います。クリニックでよく処方されるのは漢方薬やビタミン剤、ホルモン剤などです。市販のサプリを飲み始めたり、スポーツジムに通い始める人もいます。

それ自体はけっこうなことですが、その前に確認していただきたいことがあります。特定健診、通称メタボ健診の検査結果のチェックです

血圧、中性脂肪(コレステロール)、血糖値の3つがメタボ症候群の項目です。高血圧、高脂血症、高血糖。これらと男性不妊の間に明確な相関性が確認されているわけではありませんが、ある程度の比例関係は認められます。

健診結果を確認もせずにサプリや漢方に頼ったり、スポーツジムへ走ったりする男性は決して少なくありません。自分がメタボ予備群になっていることを薄々感じているからでしょうか、健診結果を見ようとしない……。しかしメタボを見て見ぬ振りして、どんなにサプリを飲んでも、ジムで鍛えても、思ったような効果は得られないと思います。

私は以前、企業健診でお腹まわりの測定担当をしていたことがあります。そこでよく目にしたのは、メタボ予備群に判定されても「今どこも何も悪いところないし、元気だし」と言って、指導を受けたがらない男性です。特に管理栄養士からの栄養指導は「面倒くさい」と、ほとんど男性は「受けない」にチェックを入れていました。

たとえ元気でも、自覚症状がなくても、精子の質に影響が出ることはあり得るので、この結果は真摯に受け止めていただきたいと思います。

不妊相談では、女性にも「だんなさんの健診結果をご覧になっていますか?」と質問します。すると、「見ていない」という方がけっこういらっしゃいます。

とにかく健診結果をチェックしましょう。そしてメタボリスクが指摘されているなら、管理栄養士から栄養指導を受けるのが得策です。それを受けずに、やれサプリだ、シジミだ、オメガ3だ、亜麻仁油だと、高いお金を出しても的外れになりかねません。

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