ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】どうなる?いつわかる?体外受精の保険適用範囲

高刺激法治療の薬は適用されるか?

現在、多くの不妊クリニックで使用されている高刺激用の薬は、すでに薬としての「実績」はありますが、厚生労働省に保険適用されるよう申請されたものではありません。つまり、これらの薬を保険適用にするには、製薬メーカーがあらためて治験を行ない、データをそろえて、厚生労働省に申請する必要があるのです。これにいったい何年かかるのか?すでに不妊クリニックで「実績」があることを考慮し、厚労省が特例としてスムーズに認可するのか?このあたりが今のところ不明です。

現段階で保険適用内の薬もあることはあります。が、それは主に、タイミング法段階の治療に用いられている薬です。一部、低刺激法に用いられてもいますが、低刺激法の方がタイミング法治療よりも使用回数が増えるので、そうなると今の保険適用の回数を超えてしまうことになります。また、その薬剤は高刺激法では効果があまり見込めません。

厚生労働省は、2022年度から保険適用したいとしています。約1年半後です。いったいどれだけの薬剤が保険適用になるのか、今はわかりません。それ以外にも培養液や、様々なものが体外受精内で使われています。それらの認可も課題の一つです。

不妊治療の「何が」健康保険適用になるのかまだ不明です。

賢人のまとめ

不妊治療の保険適用が注目されていますが、何が保険適用になるのか、まったくわからないのが現状です。現在、不妊治療中の方は、保険適用を待つという選択については慎重に検討してください。特に30代以降で体外受精を考えている方は注意が必要です。

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賢人プロフィール

妊活の賢人笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。著書に『あきらめない妊活〜キャリアと不妊治療を両立させる方法』がある。