ビューティー&ヘルス 【働きながら妊活しましょ】不妊治療の保険適用前にしておくべきことは?

妊活については、1年後、2年後と、ある程度長い目で見る必要があります。仕事のこと、婚活のこと、そしてコロナ禍のこと。当シリーズでは認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんが、さまざまな悩み、迷いに答えます。前回(→こちら)に引きつづき、不妊治療の保険適用にまつわる注意点を、説明していただきます。

若い世代向け体外受精定額プランも検討して

前回、お話ししましたが、不妊治療の体外受精が保険適用されるとして、その施行を待っていいのは20代まで。それでも、「2年後まで待ちたい」という20代の女性の方には、「人工受精まではトライしておきましょう」とアドバイスしています。

人工受精は、体外受精と違って、費用は3万円ほどでできます。3回施術して妊娠しなければ、いったん止めてもいいかと思いますが、人工受精で妊娠できればそれに越したことはありません。

また最近、主に都市部ですが、若い人向けに、体外受精の定額プランを出しているクリニックもあります。たとえば、低刺激方式で50〜60万円のパックプラン。しかも成功報酬型が多いです。20代のうちは低刺激方式でも成功する可能性が高いので、このプランは検討してもいいのではないでしょうか。

今、不妊治療の保険適用までの間の助成金の金額の見直しも行われています。もし体外受精に初回40万円の助成金が出るとして、それを使えば治療費が60万の場合は自己負担は20万円です。2年後に体外受精が保険適用されたとしても、60万の3割負担で18万円の自己負担がかかります。2万円しか違いません。そう考えると、2年も待つほどの価値があるのか? という話になります。

助成金の支給額や支給方法は、自治体によって異なりますので、ご自身の住まいの自治体の情報をしっかり確認してください。中には、助成金が今以上に拡充される自治体もあります。

定額プランは、定額に含まれない費用を確認

特に若い世代は費用が気になると思いますので、費用がきっちり明朗会計のクリニックを見つけることが大事ですね。

定額プランを検討する際は、定額プランに含まれていない費用がないか、気をつけてください。不妊クリニックの料金体系は、実際のところかなり複雑です。HPをよーく読んでもよくわからない点もあります。定額60万円と書いてあるのに、フタを開けてみたら、あれやこれやで100万円請求された、なんていう話はザラにあります。

おすすめは、クリニックの説明会に行って、「定額プランに含まれない費用がありますか?」と質問することです。そこで、もごもごと返事がハッキリしないクリニックは、ちょっと考えたほうがいいと思います。「治療の進み具合によって違ってきます」「患者さんのコンディションによって違ってきます」などといった、答えになっていない返事にもご注意ください。

できれば、定額プランに含まれない費用の一覧を、文書でもらっておくと安心です。自由診療ですから、費用を事前に把握しておくのは、いわば当たり前のことです。文書化を渋るようなクリニックも要注意です。

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