ビューティー&ヘルス 【いつかのためのプレ妊活】卵子凍結についてこれだけは知っておきたい〜その5~会社のサポートは?

将来、子どもがほしい……のであれば、今パートナーがいてもいなくても少しずつ準備しておきましょう。 卵子凍結について知っておきたい基礎知識を、認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんからレクチャーしてもらいます。(前回はこちら

福利厚生にも取り入れ始めた卵子凍結

最近、福利厚生の一環として、卵子凍結の費用を補助する企業がちらほらと見られるようになってきました。昨年、不妊治療の保険適用化が話題に上りましたが、企業の不妊治療をサポートが進む傾向は続いているように思います。

まだほんの一部の企業に過ぎないかもしれませんが、もし、あなたの会社がそうした卵子凍結サポートを行っているなら、ぜひどんな制度なのか調べてみてください。

また、卵子凍結のサポートをするなら、当然、不妊治療のサポートもあるのではないかと思うので、調べてみましょう。不妊治療中の休暇制度、フレックスタイムの適用、さらには妊娠後、出産後のサポート、復職の制度などなどです。おそらく卵子凍結の費用だけ補助しますという企業はほとんどないのでは……と思います。

実は、産婦人科の医師の中には、卵子凍結を推奨していない医師もいます(この場合の卵子凍結とは、がんなどの患者さんのための医学的適応の卵子凍結を除きます)。卵子凍結することによって妊娠、出産を先延ばしにしてしまう女性が増えることを懸念してのことです。高齢出産になると、母子ともに健康リスクが高まることはたしかです。企業の卵子凍結サポートが、妊娠、出産の先延ばしを助長するようなものであってはならないと警鐘を鳴らしています。

これについては私ももっともな懸念だと思います。卵子凍結は妊娠、出産の先延ばしのために行うものではありません。あくまで将来の妊娠、出産への備えです。今すぐ妊娠したい人には不妊治療のサポート、将来の出産に備えておきたい人には卵子凍結のサポート。どちらもあるべきだと思います。不妊治療と卵子凍結、自分のライフプランや体調、環境に沿って、どちらも選択できるような社会になってほしいものですね。

みなさんも会社の制度を利用するときは、福利厚生全体の仕組みを把握しておきましょう。

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