みなさん、基礎体温、毎日計っていますか? 基礎体温記録アプリも充実してきているので、記録するのはだいぶラクになったかもしれません。
でも、正しい方法で計測できているか、自信はありますか? 今回は、認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんに、正しい計測方法を教えていただきました。みなさんも改めてチェックしてみてくださいね。
基礎体温の計り方チェックリスト
あなたは正しく計れているでしょうか?
□毎朝、同じ時間に計っている
□起床したら、すぐに計っている
□婦人体温計で計っている
□舌下で計っている
できるだけ同じ条件で計ることが、正しい基礎体温を計るポイントです。
特に、計る時間がバラバラな人が多いので注意しましょう。
昨日は7時、今日は7時45分とか。平日は7時だけど休日は9時とか。毎日7時なら7時と決め、それより遅く起きたい日は、基礎体温を計って記録してから、また寝ましょう。
起床したらすぐ計らなくてはいけない理由は、動くと体温が変化してしまうからです。起床後、ベッドから出て、トイレに行って水を飲んで、ということをしていると、体温が上がってしまいます。
婦人体温計は0.01℃まで計測できます。普通体温計は0.1℃までですね。
舌下で計る理由は、舌下の体温が安定しているからです。脇の下だと皮膚を一枚はさんでいることになりますし、汗をかいていると計測に影響が出ます。
基礎体温グラフのチェックポイント
基礎体温グラフでチェックするポイントは次の2つです。
□低温期と高温期の2相になっているか
□低温期と高温期に上がるときの体温差が0.3℃以上あるか
この2つで、きちんと排卵されているかどうかが確認できます。生理が来ていても排卵していないこともあります。
体温の変動が微妙で、きれいに2相に分かれていなくてもかまいません。そこはあまり神経質にならなくて大丈夫。線で結んで、全体的に、低温期と高温期が半々くらいになっていればいいのです。
3か月〜5か月ほど基礎体温グラフをつけてみて、2相になっていない、温度差が0.3℃ない場合は、婦人科を受診することをおすすめします。何らかの原因で排卵障害を起こしているおそれがあるからです。生理周期が24日未満の場合も排卵していないおそれがあります。
基礎体温と生理周期、この2つは自分の体の状態がわかるバロメーターです。将来の妊娠や出産のためにも今からチェックしておくことをおすすめします。
