ビューティー&ヘルス 【いつかのためのプレ妊活】 保険適用化前の今のうちに、パートナーも男性不妊の検査を

将来的には子どもがほしい……。いつかわからないけれども子どもを産むつもり……。先のことだからまだよくわかなくても、妊娠や出産について、正しい知識を今のうちから身につけておきたいですね。今回は、来年度から始まる不妊治療の保険適用化の前にしておきたいことについて、認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんからアドバイス。男性にも準備してほしいことがあると言います。

男性の不妊検査は保険が効きます

来年4月から不妊治療の保険適用が始まります。前回はその適用前の注意点についてお話しました。もうひとつ、忘れてはならないのが男性の不妊検査(精液検査)です。

不妊の原因の半数近くが男性不妊にあることが、近年、明らかになってきました。私が受けている不妊相談の中には、よくよく話を聞いてみたら、結局、男性側の不妊だったとわかるケースが決して少なくありません。しかも、女性のほうがずっと何年も前から不妊治療を行っていて、ようやくわかったなんてことも少なくありません。その間の時間、お金、精神的疲労などを考えると、本当に気の毒に感じることもあります。

ですから、たとえ妊活は来年4月以降から始めるにしても、パートナーには今のうちに不妊検査をしてもらっておきましょう。泌尿器科、あるいは男性不妊にも対応している不妊クリニックなどで検査を受けられます。

ひとつ注意点があります。男性の不妊検査(精液検査)は基本的に保険適用されているのですが、クリニックによっては検査費用がかかる場合があります。その場合は、検査項目が多い、あるいは精密検査を行うなど、何らかの理由があるはずです。クリニックによって検査項目や料金設定が異なりますので、検査を受ける前に確認しましょう。

もし不妊検査で異常が見つかったら、なるべく速やかに治療に入ることをおすすめします。男性の場合、不妊原因となる精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)の治療には、今でも保険が効きます。早く見つけて早く治療するに越したことはありません。

心配されるのは、来年4月以降になると、腕のいい先生のいるクリニックが混み合うだろうということです。男性不妊の専門医はとても少ないです。精索静脈瘤には手術が必要です。腕のいい医師に手術してもらおうと思うのは当然で、その先生のクリニックは予約がとれないほどの混雑が予想されます。

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