ビューティー&ヘルス 【いつかのためのプレ妊活】「将来、子どもは産みたい?」20代女性が今押さえておきたいライフプラン

今はまだ考えられないけれども、いつかは自分も子どもを産むかもしれない。そんな思いを漠然と抱いている読者もいらっしゃるでしょう。出産や子どものことを考える前に自分のライフプランを考えてほしいと、と認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんは話します。

そこで今回は、20代の方に向けて、妊活前の考え方をアドバイスしてもらいます。

選択肢は産む、産まないだけじゃない

妊活の前に婚活で忙しい、婚活の前に仕事で忙しい、そうして20代はけっこう速く過ぎ去ります。そんななか、将来の妊娠とか出産とかどうする? とたずねられても、困ってしまうかもしれませんね。

なぜ20代のうちに妊娠・出産のことを考えておいたほうがいいのかというと、理由はシンプルで、この年代がいちばん妊娠、出産しやすいからです。現在、女性の初婚の平均年齢は30歳に近く、初産の平均年齢は30歳を越えています。それでも身体的に妊娠、出産しやすいのが20代であることに変わりはありません。

妊活前の女性に出産や子どもについての考えや話を聞くと、本当にいろいろな選択肢があるなと思います。

相手がいれば「欲しい」し、いなければ「別に…」という傾向はひとつハッキリわかります。ある程度、結婚の予定が見えている人は少し具体的に考え始めるようです。将来は結婚して子どもは○人、一戸建ての家を建てて子育てを…という家庭像を思い描いている人もいます。

一方で、結婚相手がいなくても子どもが欲しいという人もいます。シングルマザーでいいという考え方です。絶対に自分の子どもが欲しいという人は卵子凍結を視野に入れています。卵子にはこだわらないが子育てがしたいという人は、特別養子縁組という方法も考えています。

産む、産まない。

シングルでも子どもが欲しい、シングルなら欲しくない。

自分の卵子で産みたい、自分の卵子にこだわらない。

多様性の時代を感じます。選択肢はひとつじゃないよということを知っていただきたいです。昭和の時代なら「産む、産まない」という選択肢しか考えないのが一般的でしたが…。

自分は何がやりたいのか?を考える時期

選択肢が多いというのは素晴らしいことです。反面、あれこれ迷う原因にもなりますよね。今はいろんな情報があふれていて、ますます混乱してまとまらない人もいるでしょう。

だからこそ、20代のうちに一度立ち止まって、「自分は何をやりたいのか?」を考えてみませんか? 別に深刻に考える必要はないのです。

20代のうちにやりたいこと、30代にやりたいこと、どんな人生を送りたいのか、40歳までにどんな人になっていたいか……といったことのイメージです。どんな仕事をしたいとか、どこに住みたいとか、「結婚して子どもが2人」が希望ならいくつぐらいまでに、等々。

地域によりますが、なんだかんだいってもやはり20代は、友人たちの結婚や出産のニュースが増えてくるでしょう。両親から結婚を急かされている人もいるかもしれませんね。「30歳までに結婚して子ども」が当たり前という価値観は、けっこう残っているものです。

加えて世の中、少子化の問題が叫ばれ、女性に「もっと産め」プレッシャーもあります。でも、少子化は今の若者に責任があるわけじゃありません。もう何十年も前から子どもの数は減りだしていたのですから。

こうした親や社会からの見えないプレッシャーを感じている女性は、実はかなり多いのではないかと思われます。

だからこそ。繰り返しになりますが、「自分は何をやりたいのか?」を、一度しっかり考えてみましょう。一度、外野の声をシャットアウトして雑音からフリーになる時間をつくりましょう。そして自身の気持ちと向き合う時間を持ってください。

その上で「子どもが欲しい」の優先順位が高いなら、婚活を始めるなり、妊活を始めるなり、早めに準備に取りかかりましょう。

そして、どんなライフプランでも選択肢はひとつではなく複数、少なくとも2つあったほうがいいです。プランはAだけでなくBも持ちましょう。なぜ2つ必要か? 次回、お話します。

→次回につづく

一度じっくり考えたい私の人生。

賢人のまとめ

妊活を始める前にライフプランを考えてみませんか? 自分が本当にやりたいことは何なのか、どんな将来を望むのか。20代にやっておきたいこと、40歳までにやっておきたいことなど、自分にとって何が大事なのかを知っておくことが大事です。

賢人プロフィール

妊活の賢人笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。著書に『あきらめない妊活〜キャリアと不妊治療を両立させる方法』がある。