ビューティー&ヘルス 【妊活入門】妊活を始めて1年くらい経つならパートナーとともに不妊検査を

妊活中の人も、これからの人も、妊活って何するの?と言う人も。認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんから、妊活や女性の悩み、もやもやについてアドバイスをいただく妊活入門。今回のテーマは帰省問題を前に、パートナーの不妊検査のすすめです。結婚はまだの方も今後の参考にしてみてください。

男性の不妊検査は済んでいる?

前週まで2回にわたって、帰省したくないあなたのための帰省回避術をご紹介してきました(前回はこちら、前々回はこちら)。妊活前の方も、ぜひご参考になさってください。

ストレスフルな帰省を回避することも大事ですが、より重要な問題も見えてきます。あなたは不妊検査を受けたことがありますか?もし、妊活を始めて1年くらい経つのであれば、やはり一度、婦人科や不妊クリニックで不妊検査を受けることをお薦めします。

パートナーの不妊検査も必要です。少しずつ知られるようになってきましたが、不妊原因の約半数は男性側にあります。ですから、女性が不妊検査を受けるだけでは、まったく不十分なのです。

若い年代ではこれを知っている男性も増えてきているようです。ただ、知らない男性はまったく知らないのです。男性不妊という言葉は知っていても、自分は大丈夫に決まっている、と。その自信の根拠は、自分は射精できるから、性欲があるからということだったりするのですが、医学的には関係ありません。射精できても性欲があっても、男性不妊の方はいます。

また、「1回、不妊検査を受けて問題なかったから大丈夫」と判断するのもリスキー。受けた検査の種類によりますが、ふつうの検査では、精子の数や運動量、奇形率はわかりますが、それ以上の詳しいことはわかりません。

近年、精子のDNAの損傷が男性不妊の原因になることがわかっています。一度、検査をして「問題なし」だった、女性のほうも特に健康上の問題はない、その後治療も続けているが授からないというケースなら、男性にDNA損傷の有無を調べる検査を受けてもらうことをおすすめします。

また、以前の検査で「軽度な男性不妊」と診断された場合も、その後、人工授精や体外受精にステップアップしたのに授からないなら、詳しい検査を受けるようにしましょう。

DNA損傷の有無を調べる検査を行っているクリニックはそう多くはなく、予約はすぐに取れないかもしれません。しかし精子に問題があれば、いくら妊活しても時間とお金のムダになってしまうのです。男性の不妊検査料は、検査なので全額自己負担ですが、それほど高額ではありません。

帰省のストレスを回避することも大切ですが、同時に夫が検査を受けていない場合は、この冬の休暇で話し合うなどして検査を受けるように促しましょう。

妊活・不妊治療に関して当事者意識がかけている男性も少なくなく、結果的に女性だけが帰省に頭を悩ましているという状況も…。男性にもしっかりと当事者意識を持ってもらうように、まずはきちんと検査を受けてもらってくださいね。

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