ビューティー&ヘルス 【妊活入門】“一生のおつきあい“ 女性ホルモンの健康チェックは済んでいますか?

妊活中の人も、これからの人も、妊活って何するの?と言う人も。認定不妊カウンセラーの笛吹和代さんから、妊活や女性の悩み、もやもやについてアドバイスをいただく妊活入門。今回は、これだけは知っておきたい妊活リテラシーをうかがいました。

女性ホルモンとは一生のおつきあい

将来、子どもをもつかもたないか、妊娠するかしないか。子どもがほしいかどうか、子育てがしたいのかどうか。家族がほしいかどうか。ホントに30代はいろんなことを考える時です。答えは人それぞれですが、どんなケースでも共通していることがあります。

女性ホルモンの大切さです。

生理をつかさどり、妊娠、出産、その後もずーっと、女性ホルモンは女性の健康に関与しつづけます。

若いうちは特に生理や排卵日付近に意識することが多いでしょう。生理前に精神的に不安定になるPMS(月経前症候群/Premenstrual Syndrome)やPMDD(月経前不快気分障害/Premenstrual Dysphoric Disorder)も、女性ホルモンを意識させられるでしょう。妊娠、出産、授乳期が終わっても、女性ホルモンとのつきあいは終わりません。40代後半からは更年期の症状、その軽重にも、女性ホルモンが関与します。

そんな大事な女性ホルモンについて、女性自身の関心が薄いような気がします。今、気にならないのは健康であることの裏返しかもしれませんが、このように長いつきあいになる女性ホルモンであることだけは心に留めておいてください。

健康診断の検査だけでは「不妊」のことはわかりません

女性ホルモンの分泌が正常かどうかを調べるには、婦人科で検査を受けるのが最良です。ただ、検査のためだけに婦人科のドアをくぐるのはちょっと……という気持ちもあるかもしれません。

最近は、「ブライダルチェック」「ブライダル検診」といった名前で、女性ホルモンをはじめ、女性特有の検査をパッケージした検査プランが、婦人科や不妊クリニックなどでも見られるようになってきました。

ブライダルという名に惑わされる必要はなく、女性ならだれでも受けられます。検査なので自費になりますが。クリニックによって、また検査項目によって差がありますが、だいたい3〜5万円くらいです。将来への投資であり、一生のつきあいになる女性ホルモンの健康チェックだと思えば、それほど高くないと思います。

ブライダルチェックの検査項目や、受けるときの注意点についてはこちら。

【いつかのためのプレ妊活】結婚したら子どもがほしい。ブライダルチェックは受けておくべき?

毎年、職場で受ける健康診断や、40歳以上なら誰でも受けられる特定健診には、ブライダルチェックで調べるような検査項目は入っていません。女性ホルモンが正常に分泌しているかどうか、子宮筋腫や子宮内膜症の兆候があるかどうか、などは一般の健康診断ではわからないのです。

ですから、たとえ職場の健康診断の結果が「問題なし」だったとしても、将来、女性ホルモンが関わる、婦人科系の疾患に無縁ということにはなりません。「わたしは毎年オールA」という方が、将来、不妊症にならない確証はありません。だからこそ、一度、婦人科で検査を受けることをお薦めしたいのです。

かかりつけの婦人科医がみつかれば人生がラクに

もうひとつ、ぜひみなさんにお薦めしたいのが、婦人科のかかりつけ医をもつことです。生理や排卵のトラブルや妊活、不妊治療の相談を始め、イザという場合に駆け込めるかかりつけ医がいれば、何かと心強いでしょう。

近所に通いやすいクリニックがあればベストですが、距離より大事なのは医師との相性です。話しやすい医師かどうか、こちらの質問にきちんと答えてくれるかどうか、わかりやすく説明してくれるかどうか。医師と患者、人間同士ですから、どうしても相性があると思います。信用できる医師が見つかれば本当にラッキー。ぜひ、女性ホルモン同様、長いおつきあいのできる先生を探してください。かかりつけ医のメリットはこちら。

【いつかのためのプレ妊活】30歳なら持っていたい! かかりつけ婦人科医のつくり方

基礎体温を計るのも妊活の第一歩。

賢人のまとめ

妊活する、しないに関わらず、女性の健康に大きな役割を果たす女性ホルモンについてはしっかりケアしておきたいもの。ホルモン分泌が正常かどうかをチェックする検査があります。一般的な健康診断には入っていない検査項目なので、早めにブライダル検診などで検査を受けておくことをおすすめします。

賢人プロフィール

妊活の賢人笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。著書に『あきらめない妊活〜キャリアと不妊治療を両立させる方法』がある。