ダイエットと言えば、有酸素運動だけをしていたらいいと思っている人も多いのではないでしょうか?
実は、有酸素運動だけでは効果的に脂肪を燃焼できていません。
短時間で行うきつめのトレーニングを、有酸素運動の前に取り入れて
「脂肪燃焼なら有酸素運動」と言われて久しいですが、
最近の研究では「無酸素運動で筋肉に負荷をかけてから有酸素運動を行う方が、脂肪が燃えやすい」という結果が出ています。
無酸素運動はダンベルを使ったウエイトトレーニングなどに代表される、「時間は短いがきつい運動」のこと。
これを行うことで、成長ホルモンが大量に分泌されます。
成長ホルモンは身体についた脂肪を遊離脂肪酸として血中に放出し、脂肪をエネルギーとして消費されやすくしてくれるのです。
この状態で無酸素運動より脂肪の燃えやすい有酸素運動を行うことで、より効率的に脂肪が燃焼できるようになります。
ちなみに、有酸素運動→無酸素運動の順番では、むしろ成長ホルモンの分泌は抑制されてしまいます。
燃焼効果がないとは言いませんが、効率的ではありません。
効率的に脂肪を燃やすなら、ウォーキングやヨガのような有酸素運動をする前に、スクワットや腕立て伏せ、ダンベル運動などを適度に取り入れてみるといいでしょう。
筋肉が増えれば、基礎代謝そのものを上げることもできますので一石二鳥ですね。
<おすすめダイエット運動例>
1) 無酸素運動を行う
腹筋やスクワット、100mダッシュしてから、
ゆっくりランニングする。
2) 歩くようなスピードで走る
脂肪燃焼に最適な心拍数は、歩くよりちょっと速い程度のスピードです。
<参考図書>
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